「街的」ということ

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「街的」ということ

マチテキトイウコトオコノミヤキヤハマチノガッコウダ

講談社現代新書

街の雑誌(リージョナル・マガジン)『ミーツ』前編集長が綴る 京阪神街場のたのしみ
<応援文・内田樹>

お好み焼き屋は街の学校だ
街のお好み焼き屋で嫌な思いをしたことがある人は、その店でワガママを言えるようになる可能性がある。なんだか居心地が悪くて違和感を感じた自分は、その場では不完全な存在で、つまり子どもであることを知れば、はじめて大人という存在を感じることができる。それが街の大人への第一歩かもしれないが、近道はない。そういうものなのである。――<本文より>


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目次

●都会と街は違う
都会と街/情報の中にある都会/「いなかもの」と呼ばれると人は悲しい/街場のコミュニケーション/街は企画・編集されない
●街には店がある
ソウル&リージョナル・フードとしてのお好み焼き/街場の「うまい」/神戸に行列のできるラーメンがない理由/店のカテゴリー化、あるいはジャンル化/カフェ伝説序説/街のでき方 大阪・ミナミの場合/会員制と会員制的/店は極めない、を京都で知る
●メディアと街情報
データは実は伝わらない/情報誌と街の関係/街を見ること、街を書くこと
●街で大人として生きる
鮨屋の母国語/お好み焼き屋は街の学校だ/ワインのコミュニケーション不全/酒場馬鹿/常連は難しい/街の先輩

書誌情報

紙版

発売日

2006年08月19日

ISBN

9784061498563

判型

新書

価格

定価:792円(本体720円)

通巻番号

1856

ページ数

232ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介

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