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量子力学2
リョウシリキガク
本書は『講談社基礎物理学シリーズ』の第7巻であり、本シリーズ第6巻『量子力学I』の続巻です。量子力学は範囲が広く、通常1セメスターですべて終了するものではありません。『II』はおもに量子力学の発展的内容を扱います。量子力学の基本的性質から、摂動論、WKB近似、経路積分などを解説。内容の多くを例題を通して詳解します。解答付き章末問題を充実させました。
Ⓒ二宮正夫、杉野文彦、杉山忠男
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目次
第1章 量子力学の構成
1.1 古典力学と物理量 1.2 量子力学と物理量 1.3 ベクトルとしての波動関数 1.4 ブラ・ベクトルとケット・ベクトル 1.5 座標表示と運動量表示 1.6 シュレーディンガー描像とハイゼンベルク描像
第2章 角運動量I
2.1 空間における変位と運動量 2.2 時間についての変位とエネルギー 2.3 対称性と保存量 2.4 空間回転と角運動量 2.5 スピン角運動量
第3章 角運動量II
3.1 交換関係の一般化 3.2 角運動量 3.3 角運動量演算子の行列による表示 3.4 スピン1/2の場合 3.5 2つの角運動量の合成 3.6 粒子の同一性と対称化,反対称化 3.7 ボソンとフェルミオン
第4章 時間によらない摂動
4.1 縮退のない場合 4.2 縮退のある場合
第5章 時間に依存する摂動
5.1 時間に依存する摂動の扱い方 5.2 有限時間だけ働く摂動 5.3 t → ∞ で一定値になる摂動 5.4 周期的な摂動 5.5 H0 が連続スペクトルを含む場合 5.6 周期的摂動による離散的状態から連続的状態への遷移 5.7 断熱的な摂動による連続スペクトル間の遷移
第6章 準古典近似(WKB近似)
6.1 シュレーディンガー方程式の古典極限 6.2 準古典近似(WKB近似) 6.3 接続の規則 6.4 ボーア‐ゾンマーフェルトの量子化条件 6.5 ポテンシャル障壁の透過
第7章 散乱問題I
7.1 2粒子系のシュレーディンガー方程式の変数分離 7.2 中心対称場の中の運動 7.3 球面波 7.4 弾性散乱の問題
第8章 散乱問題II
8.1 ボルン近似 8.2 低速粒子の散乱 8.3 共鳴散乱
第9章 経路積分法9.1 経路積分のイメージ 9.2 シュレーディンガー方程式から経路積分表示へ 9.3 古典力学への移行 9.4 ファインマン核の計算 9.5 波動関数とエネルギー準位 9.6 3次元系
第10章 経路積分法における近似法
10.1 摂動論 10.2 準古典近似(WKB近似)
章末問題解答
書誌情報
紙版
発売日
2010年04月20日
ISBN
9784061572072
判型
A5
価格
定価:3,080円(本体2,800円)
ページ数
224ページ
電子版
発売日
2014年07月25日
JDCN
0615720700100011000X
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