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第2回チベット旅行記
ダイニカイチベットリョコウキ
- 著: 河口 慧海

第一回チベット入りの紀行と同じく、この本もまたきわめて信頼性の高いものである。慧海師の観察は、生物や民族の生態についても鋭い。ヤクその他家畜や、その乳製品などについて、あるいは遊牧民などについて。彼のチベット人の三区分(遊牧民、定住牧民、半農半牧民)は、今まで私が接したどの研究者の見解よりも正しいと思う。かように学術的資料としても貴重であるが、読み物としても、おもしろい。(川喜田二郎氏「解説」より)
目次
●第1部 入蔵記
・黄檗山に入る
・ネパール(その一)
・ネパール(その二)
・ネパール(その三)
・ラーマと会見(その一)
・ラーマと会見(その二)
・ヒマラヤ越え(その一)
・ヒマラヤ越え(その二)
・ヒマラヤ越え(その三)
・ラサ紀行(その一)
・ラサ紀行(その二)
・ラサ紀行(その三)
・チベットの今昔(その一)
・チベットの今昔(その二)
・チベットの今昔(その三)
・チベットの宗教(その一)
・チベットの宗教(その二)
・チベットの宗教(その三)
・チベットの宗教(その四)
・チベットの宗教(その五)
・チベットの宗教(その六)
・チベットの雑俎(ざっそ)
●第2部 雪山歌旅行
・雪山歌旅行 初篇
・雪山歌旅行 西蔵篇
書誌情報
紙版
発売日
1981年10月07日
ISBN
9784061583177
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
317
ページ数
282ページ
シリーズ
講談社学術文庫