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古今和歌集(一)
コキンワカシュウ
- その他: 久曽神 昇

『古今集』は、国文学史上、殊に和歌史上における最重要作品の一である。『万葉集』および『新古今集』と共に三大歌集と称さる。万葉の素朴直感的表現より、古今の優美情趣的表現となり、更に新古今の妖艶幽玄的表現に進展するのである。以来数百年の間、専ら『古今集』が歌の最高規準と尊ばれ、すべての歌が諳誦せられ、片言隻句も金科玉条と仰がれて来た所以を探り、素朴直感的表現にとどまらず、その真髄を闡明(せんめい)したいものである。
目次
仮名序
1.本質論
2.効果論
3.起原論
4.歌体論
5.変遷論
6.二歌聖評
7.万葉集撰集
8.六歌仙評
9.古今集撰集
10.撰集後抱負
巻第1 春歌上
巻第2 春歌下
巻第3 夏歌
書誌情報
紙版
発売日
1979年09月06日
ISBN
9784061584327
判型
A6
価格
定価:902円(本体820円)
通巻番号
432
ページ数
215ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
その他: 久曽神 昇(キュウソジン ヒタク)