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講孟箚記(下)
コウモウサツキ

「吾(われ)幽囚の罪人と雖(いえ)ども、悪んぞ国家の衰乱、夷狄(いてき)の猖獗(しょうけつ)を度外に置くを忍びんや」、国家の多難を前に、国の運命を担う責務から逃避する道はない。獄中にあれば獄中の人として、これに参ずる道を発見せずんば止まぬ21回猛士吉田松陰は、「余が一室に幽囚して、広大を致す如きは、学の力のみ」と、遂に『孟子』の全講を終えた。行動力の人であると同時に天性の教育家だった彼のこの情熱が『箚記』の紙表に溢れて、人の心を打つ。
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目次
十二月二十四日
●巻の四 上
三月二十一日
三月二十二日
三月二十三日
三月二十五日
三月二十六日
三月二十八日
四月三日
四月七日
四月十五日
●巻の四 中
五月十四夜
五月十七夜
五月二十夜
五月二十三夜
五月二十六夜
五月二十九夜
●巻の四 下
六月初四夜
六月初七夜
六月十夜
六月仲三夜
書誌情報
紙版
発売日
1980年10月07日
ISBN
9784061584433
判型
A6
価格
定価:2,233円(本体2,030円)
通巻番号
443
ページ数
646ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
その他: 近藤 啓吾(コンドウ ケイゴ)