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日本古代史と朝鮮
ニホンコダイシトチョウセン
- 著: 金 達寿

「日本古代史は、朝鮮との関係史である」とは、古代史研究家・金達寿の主張しつづけてきたことばである。本書は、地名や古墳・神社などを手がかりに日本各地に現存する古代朝鮮遺跡の発掘に執念を燃やしてきた著者がこれらの事実と、記・紀などに残された高句麗・百済・新羅系渡来人の足跡をはじめ、豊富な文献資料などから「帰化人史観」によってゆがめられた歴史記述を痛烈に批判し、真の日本古代史への道を開示したものである。
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目次
1
1.「帰化人」とはなにか
2.渡来人の文化
3.渡来人の群像
4.飛鳥の渡来人――二つの飛鳥
2
1.「大化の改新」と朝鮮三国
2.「壬申の乱」と朝鮮三国
3.統一新羅と日本仏教界――鑑真はなぜ来たか
3
1.民衆仏教者・行基
2.土器・陶磁器の渡来
3.古代朝鮮山城について
4.加耶(かや)からみた古代日本
4
1.日本古代史と朝鮮
1.「任那(みまな)日本府」について
2.歴史と民族について
書誌情報
紙版
発売日
1985年09月05日
ISBN
9784061587021
判型
A6
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
通巻番号
702
ページ数
308ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
著: 金 達寿(キム タルス)