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日本の心
ニホンノココロ

障子に映る庭の木影、か弱い小さな虫、神社や寺院の無に至る参道──名もない庶民の生活のありふれた光景のひとつひとつに、詩人小泉八雲は日本人の心の営みのこまやかさ、優美な豊かさを、深い共感をこめて見出した。「先の見えない猪突猛進的な産業化が日本の人々の楽園を駄目にしてしまった」(本書「虫の演奏家」)今日、われわれ日本人が見つめなおすべき、古き良き日本の「心」がここにある。
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目次
・夏の日の夢
・永遠に女性的なるもの
・赤い婚礼
・停車場にて
・旅の日記から
・阿弥陀寺の比丘尼
・戦後に
・ある保守主義者
・コレラの流行期に
・君子 ほか
書誌情報
紙版
発売日
1990年08月06日
ISBN
9784061589384
判型
A6
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
通巻番号
938
ページ数
398ページ
シリーズ
講談社学術文庫