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明治日本の面影
メイジニホンノオモカゲ

一度(ひとたび)愛し棄て去った土地をふたたび訪ね、無傷でいることはできない。なにかが失われていた。……その不在こそが私の胸中の漠たる悲哀の源なのだ。──出雲をはじめ横浜、京都など日本各地を旅した八雲。そこで出会った様々な人々と風土に、八雲は来日当初とは異なる新たな印象を抱いた。激しい近代化の波の中で失われゆく明治日本の気骨と抒情を、深い愛惜の念で綴った感性あふれる名作品集。
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目次
・英語教師の日記から
・日本海の浜辺で
・伯耆(ほうき)から隠岐へ
・化けものから幽霊へ
・日本人の微笑
・横浜にて
・勇子(ゆうこ)
・京都旅行記
・出雲再訪
・富士の山
・橋の上
・お大の場合
・日本の病院で
・ちんちん小袴 ほか
書誌情報
紙版
発売日
1990年10月05日
ISBN
9784061589438
判型
A6
価格
定価:1,595円(本体1,450円)
通巻番号
943
ページ数
490ページ
シリーズ
講談社学術文庫