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神々の国の首都
カミガミノクニノシュト

「人も物もみな、神秘をたたえた、小さな妖精の国」と日本を初めて訪れた八雲は、感嘆の声をあげた。出雲の松江という「神々の国の首都」での彼の見聞記は、人々の日常生活の中に分け入って、深くその心を汲みとろうという姿勢で貫かれ、みずみずしい感動と相まって、見事な文学作品にまで昇華されている。旧(ふる)い日本と新しい日本が交錯する明治20年代の風物や風習、人々の姿を鮮やかに描いた名著。
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目次
・東洋の土を踏んだ日
・地蔵
・盆踊り
・神々の国の首都
・杵築(きづき)
・加賀(かか)の潜戸(くけど)
・美保関にて
・心中
・八重垣神社
・狐
・日本の庭で
・家庭の祭屋
・さようなら
書誌情報
紙版
発売日
1990年11月05日
ISBN
9784061589483
判型
A6
価格
定価:1,606円(本体1,460円)
通巻番号
948
ページ数
396ページ
シリーズ
講談社学術文庫