仏教民俗学

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仏教民俗学

ブッキョウミンゾクガク

講談社学術文庫

民衆に育まれてきた日本仏教の真の姿をとらえるためには、従来の仏教学はあまりにも民俗学による発見を無視して自己を主張し、民俗学もまた仏教学の蓄積を白眼視してひとり歩きをしているのではないか、と著者は危惧する。仏教に根ざした日本人の生活習慣や年中行事や民間信仰などを考察し、また外国人の信仰行動などとの比較検討を重ねて、仏教学と民俗学との緊密な関係の確立が今こと急務と説く。


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目次

1
  1.彼岸と常世
  2.花祭りと灌仏会
  3.除夜と節分
  4.地獄と冥土
  5.極楽と浄土
  6.お盆と施餓鬼
  7.葬法とお墓
  8.先祖崇拝と供養
  9.地蔵と道祖神
  10.観音信仰と不動信仰
  11.巡礼と遍路
  12.仏教宇宙と民俗世界
2
  1.修験の山と蔵王権現
  2.乞食の東西
  3.聖地と方位
  4.精霊信仰の流れ
  5.祈祷と祈り
  6.日本人のふるさと観
  7.骨と日本人
  8.聖武天皇の「骨」
  9.他界観の東西――道頓堀とベナレス――
  10.首
  11.牛王
  12.隠れキリシタンと隠れ念仏
  13.民芸と真贋――物からの遠心と物への求心

書誌情報

紙版

発売日

1993年07月05日

ISBN

9784061590854

判型

A6

価格

定価:1,210円(本体1,100円)

通巻番号

1085

ページ数

342ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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