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アウグスチヌス『告白』講義
アウグスチヌスコクハクコウギ

ローマ帝国崩壊期に、教父アウグスチヌスが著した『告白』は、結婚と世俗的栄達の道を捨ててキリストの教えに帰依し、光明を見出すまでの激しい内面の葛藤、母と子の物語を赤裸々に描いて名高い。本書は、その告白文学の最高傑作を、内村鑑三に師事し、軍国主義批判のため東大を追われた筆者が、自宅に開いた私塾で講義し、まとめたものである。1600年前の魂の叫びが、今いきいきとよみがえる名著。
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目次
第1講 序言
第2講 喚求
第3講 嬰児時代
第4講 少年時代(上)
第5講 少年時代(下)
第6講 十六歳(上)
第7講 十六歳(下)
第8講 十七歳──十九歳(上)
第9講 十七歳──十九歳(下)
第10講 マニ教に入る(上)
第11講 マニ教に入る(中)
第12講 マニ教に入る(下)
第13講 暗中摸索
第14講 友情論
第15講 美と適合論 ほか
書誌情報
紙版
発売日
1993年09月06日
ISBN
9784061590915
判型
A6
価格
定価:1,265円(本体1,150円)
通巻番号
1091
ページ数
360ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
本書は、1943年に教文館より発行された『アウグスチヌス「告白」講義』を底本としました。
著者紹介
1893年愛媛県生まれ。東京大学法科卒業。一高在学中、内村鑑三に感化され、キリスト教信徒となる。1923年、東京大学経済学部教授。1937年、反戦的思想を批判されて教授辞任。1946年に東京大学復帰、1951年に東京大学総長。著書に、『植民及植民政策』『イエス伝講話』『余の尊敬する人物』『帝国主義研究』『キリスト教入門』ほか。1961年没。
解説: 中村 勝己(ナカムラ カツミ)
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