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明治日本見聞録
メイジニホンケンブンロクエイコクカテイキョウシフジンノカイソウ

ドイツのカイザーの王子たちを教育した英国婦人E・ハワードは、明治34年日本に招かれ、元薩摩藩主島津家の5人の子息の教育を託された。本書は、その興趣溢れる養育体験記であり、激動する明治のすがたを伝える回想記でもある。また、当時の上流社会の家庭の様子と日本の風俗や日本人の気質が愛情こめてほのぼのと語られる。
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目次
第1章 日本に来て
第2章 公爵と4人の弟たち
第3章 顧問と使用人たち
第4章 通訳、食事、買い物など
第5章 子供たちとの生活
第6章 学習院
第7章 道路と交通
第8章 お茶と雛祭り
第9章 関西旅行
第10章 日光、箱根、鵜飼い見物
第11章 日本の家屋
第12章 日本のキリスト教
第13章 日本人と刀
第14章 日露戦争
第15章 戦勝祝賀会と暴動
第16章 鹿児島と九州
第17章 コンノート殿下の来日
第18章 朝鮮への旅行
第19章 日露戦争の戦跡
第20章 日本の習慣
第21章 日英の習慣の相違
第22章 記憶に残る人々
書誌情報
紙版
発売日
1999年02月10日
ISBN
9784061593640
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
1364
ページ数
302ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
’78年11月、新人物往来社より刊行
著者紹介
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