室町時代の一皇族の生涯 『看聞日記』の世界

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室町時代の一皇族の生涯 『看聞日記』の世界

ムロマチジダイノイチコウゾクノショウガイカンモンニッキノセカイ

講談社学術文庫

後崇光院伏見宮貞成親王(ごすこういんふしのみやさだふさしんのう)が綴った『看聞日記(かんもんにっき)』は、室町前期の息づまる政局の脈動をありありと伝える。皇位継承をめぐる皇族間の確執、将軍義教の粛清政治、巷の風聞、宮廷の四季を彩る祭礼・行事・遊びの数々や猿楽・茶の湯・連歌など新しく興隆した芸能文化の様子。波瀾と珍奇に富む多彩な日記の世界を披露しながら嫡男を皇位に即ける念願を果たした筆者の生涯を追う。


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目次


1.薄明のなかの青春
2.義満時代から義持時代へ――「王者」の時代像――
3.同時代の文化人たち

4.宮家嗣立
5.薙髪への道
6.遊興の席

7.『椿葉記』の世界
8.一庄同心
9.太上天皇

10.日記の終焉
11.薄暮のなかの余生
12.好奇の人

書誌情報

紙版

発売日

2002年11月08日

ISBN

9784061595729

判型

A6

価格

定価:1,551円(本体1,410円)

通巻番号

1572

ページ数

432ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

底本:本書は、’79年12月、(株)そして発行の『看聞御記ーー「王者」と「衆庶」のはざまにて』を底本としました。

著者紹介

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