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バロック音楽名曲鑑賞事典
バロックオンガクメイキョクカンショウジテン
- 著: 礒山 雅

生きる喜びが溢れる豊かな生のドラマ、バロック音楽。新しく誕生したオペラ、心の奥底まで響く宗教音楽、多彩に奏で歌う協奏曲、宮廷を輝かせる典雅な調べ。カッチーニ、モンテヴェルディ、シュッツやクープラン、ヴィヴァルディ、ヘンデル、バッハ等の作品から隠れた名曲、感動の演奏を厳選。西洋音楽史研究の第一人者が古楽の沃野から選んだ名曲100曲の魅力をあまさず語る。
千変万化、百花繚乱 バロック名曲100選
生きる喜びが溢れる豊かな生のドラマ、バロック音楽。新しく誕生したオペラ、心の奥底まで響く宗教音楽、多彩に奏で歌う協奏曲、宮廷を輝かせる典雅な調べ。カッチーニ、モンテヴェルディ、シュッツやクープラン、ヴィヴァルディ、ヘンデル、バッハ等の作品から隠れた名曲、感動の演奏を厳選。西洋音楽史研究の第一人者が古楽の沃野から選んだ名曲100曲の魅力をあまさず語る。
私が無人島に持っていきたい曲は、モンテヴェルディの《聖母マリアの夕べの祈り》である。《マタイ受難曲》ではないのですか、とよくいわれるが、さすがの《マタイ》も《ヴェスプロ》の前では色褪せる、というのがかねてからの実感である。中世以来連綿と続いてきた、「マリア崇敬」の芸術――その頂点が美術ではラファエロの聖母像にあるとすれば、音楽では、間違いなくこの作品にあると思う。――<本書「モンテヴェルディ 《聖母マリアの夕べの祈り》」より>
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目次
はじめに
1 カッチーニ 歌曲《アマリリ麗し》
2 ゲドロン エール・ド・クール《死すべき者よ》
3 モンテヴェルディ 《マドリガーレ集第4巻》
4 スウェーリンク 変奏曲《わが青春はすでに過ぎ去り》
5 モンテヴェルディ 歌劇《オルフェオ》
6 モンテヴェルディ 《聖母マリアの夕べの祈り》
7 プレトーリウス 舞曲集《テルプシコーレ》
8 ガブリエーリ 《カンツォーナ》
9 フレスコバルディ オルガン曲集《フィオーリ・ムジカーリ》
10 シュッツ 《音楽による葬儀》
11 モンテヴェルディ 歌劇《ウリッセの帰還》
12 モンテヴェルディ 歌劇《ポッペアの戴冠》
13 カリッシミ オラトリオ《イェフタ》
14 シュッツ オラトリオ《十字架上の七つの言葉》
15 ヴァン・エイク リコーダー曲《涙のパヴァーヌ》
16 シュッツ 《宗教的合唱曲集》
17 チェスティ 歌劇《オロンテーア》
18 シャンボニエール クラヴサン組曲ニ短調
19 カヴァッリ 歌劇《カリスト》
20 トゥンダー モテット《ああ主よ、あなたのいとしい天使に命じて》
21 フローベルガー チェンバロ組曲第20番ニ長調
22 リュリ コメディ・バレ《町人貴族》
23 ストラデッラ オラトリオ《洗礼者聖ヨハネ》
24 ビーバー ヴァイオリン曲集《ロザリオのソナタ》
25 リュリ 歌劇《アティス》
26 ブクステフーデ オルガン曲《プレリュードとフーガ》ト短調
27 ドラランド 《テ・デウム》
28 パーセル 歌劇《ディドとエネアス》
29 コレッリ 《クリスマス協奏曲》
30 シャルパンティエ 《ルソン・ド・テネーブル》
31 パーセル 《聖セシリア日のための頌歌》
32 シャルパンティエ 《真夜中のミサ曲》
33 ブロウ 《ヘンリー・パーセル氏の死を悼む頌歌》
34 ブルーンス オルガン曲《プレリュードとフーガ》ホ短調
35 カルダーラ オラトリオ《キリスト足下のマグダラのマリア》
36 グリニー 《オルガン曲集第1巻》
37 コレッリ ヴァイオリン・ソナタ集作品5
38 カンプラ 《レクイエム》
39 ベーム コラール・パルティータ《ああ、いかにはかなき、ああ、いかに空しき》
40 マレ ヴィオール曲《サント=コロンブ氏へのトンボー》
41 A・スカルラッティ セレナータ《愛の園》
書誌情報
紙版
発売日
2007年02月09日
ISBN
9784061598058
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
通巻番号
1805
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2017年02月03日
JDCN
0615980500100011000M
著者紹介
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