源頼朝（３）

伊豆に流されて21年、ようやく決起の時は来た。石橋山の旗揚げに敗れて安房へ逃れた頼朝だが、たちまち大軍を呼集して鎌倉に入った。源平の雌雄を決する富士川の合戦は、水鳥の羽音に怯えて平家敗走。やがて清盛も死に、木曽義仲が京を占領。義経の軍は義仲、平家を滅ぼし、鎌倉時代の幕があける。

目次

北条館の内祝い
恋の誤算
別れの宴
山木館の祝宴
女獅子の戦い
追手
二人良夫
令旨着到
賢婦の蹶起
歴史の機微
都の火の手
宇治川の悲歌
吉凶転移
八月十七日
運命の門
血祭り狼火
政子の覚悟
石橋山の陣
惨風悲雨
絶体絶命
洞穴の頼朝
景時の義侠
政子の危機！
船出
夜明けを迎う
平家の発進
富士

書誌情報

紙版

• 発売日: 1987年08月03日
• ISBN: 9784061950030
• 判型: A6
• 価格: 定価：792円（本体720円）
• ページ数: 310ページ

電子版

• 発売日: 2007年07月13日
• JDCN: 0619500300100011000P

著者紹介

著： 山岡　荘八（ヤマオカ　ソウハチ）