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暗い絵・顔の中の赤い月
クライエ・カオノナカノアカイツキ

“生命の自由の羽ばたき”を信じ、自己の全存在を賭けて、惜しげもなく散っていった京大左翼運動の仲間。彼らの心の闇を喚起した奇怪なブリューゲルの絵の世界――戦後初期の文学界に衝撃をあたえ、戦後文学に燦然と聳立する「暗い絵」「顔の中の赤い月」「崩解感覚」など、野間宏文学の特質を顕示する初期作品群。
目次
●暗い絵
●顔の中の赤い月
●残像
●崩解感覚
●第三十六号
●哀れな歓楽
書誌情報
紙版
発売日
1989年04月03日
ISBN
9784061960435
判型
A6
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
358ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
収録作品
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作品名初出
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作品名
残像
初出
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作品名
崩解感覚
初出
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作品名
第三十六号
初出
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作品名
哀れな歓楽
初出
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作品名
暗い絵
初出
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作品名
顔の中の赤い月
初出
著者紹介
著: 野間 宏(ノマ ヒロシ)
解説: 黒井 千次(クロイ センジ)