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新・平家物語(二)
シン・ヘイケモノガタリ
- 著: 吉川 英治
保元の乱前夜、爛れた世の病巣は、意外に深かった。院政という摩訶不思議な機構の上に、閏閥の複雑、堂上家の摂関争いの熾烈、その他もろもろの情勢が絡みあって、一時にウミを噴き出す。――かくて保元の乱は勃発したが、「皇室と皇室が戦い、叔父と甥が戦い、文字どおり骨肉相食(あいは)むの惨を演じた悪夢の一戦」であった。その戦後処理も異常をきわめ、禍根は尾をひいた。
人間世界の興亡、流転、愛憎を描く大ドラマ。皇室と皇室が戦い、叔父と甥が戦い、文字どおり骨肉相喰むの惨を演じた悪夢の一戦――その戦後処理の中から、怨みに報いる新しい怨みを生んで源平の争覇は続く。
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書誌情報
紙版
発売日
1989年03月24日
ISBN
9784061965485
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
ページ数
434ページ
電子版
発売日
2014年08月01日
JDCN
0619654800100011000A
収録作品
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作品名初出
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作品名
「私の吉川英治」
初出
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作品名
作品紀行
初出