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新・平家物語(五)
シン・ヘイケモノガタリ
- 著: 吉川 英治
もし頼朝が伊豆以外に配流となっていたとしたら、後の日本の歴史も違ったものになっていたに違いない。まことに奇(く)しき伊豆、そして火の国の女・政子との出会いであった。さすがの佐殿(すけどの)も、政子の情熱に寄り切られたのである。ここに最大の被害者は、政子の父・北条時政であった。――一方、都に目を移せば、反平家の気運は次第に強まり、洛中洛外、不穏な兵馬の動きにあわただしい。
頼朝と政子の出合いが歴史の流れを変えた。もし頼朝が伊豆以外に配流となっていたとしたら、政子との出合いもなく、その父北条時政との連繋もなかったであろう。伊豆を舞台に、反平家の気運は次第に高まる。
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書誌情報
紙版
発売日
1989年06月02日
ISBN
9784061965515
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
ページ数
444ページ
電子版
発売日
2014年08月01日
JDCN
0619655100100011000F
収録作品
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作品名初出
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作品名
私の吉川英治
初出
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作品名
作品紀行
初出