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日本とは何か
ニホントハナニカ
「正論大賞」受賞
《「日本及び日本人論」の決定版》
いまこそ、われわれ日本人自身が、「日本の由来を見きわめ、この国の未来を考える」ときだ。
●小成に狂喜して傲慢になる危険
「いま、日本には特殊戦後的基準によって、この国の経済的成功から日本式経営や日本型官民協調体制を自賛する声が高い。だが、経済は国家や国民が目指す理想を達成する手段の1つに過ぎない。
その上、今日の日本は、経済そのものにおいても、全体として見れば世界に威張れるほどの効率と豊かさには達していない。歴史の長い目で見れば、現在の日本の繁栄も、積み重ねられた日本文化の一瞬の淡い輝き程度であろう。
われわれは、それをもたらした日本の由来を見きわめながら、この国の未来を考える必要がある。小成に狂喜して傲慢になるほど危険なことはないからである」――(あとがきより)
書誌情報
紙版
発売日
1991年10月25日
ISBN
9784062037594
判型
四六
価格
定価:1,495円(本体1,359円)
ページ数
334ページ
著者紹介
装丁: 山岸 義明(ヤマギシ ヨシアキ)