埠頭の風

シーボルトとお稲の父子の相克を哀切に描く国禁を犯して追放された医師シーボルトは３０年振りに来日し、その娘、お稲と対面するが、彼女の表情は硬かった。父子の愛の相克を描く表題作他５編収録の短編集

書誌情報

紙版

• 発売日: 1989年07月28日
• ISBN: 9784062044806
• 判型: 四六
• 価格: 定価：1,282円（本体1,165円）
• ページ数: 242ページ

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  千亀亭事始め

  初出

• 作品名

  埠頭の風

  初出

• 作品名

  螢のかんざし

  初出

• 作品名

  ぶち割れ皿を

  初出

• 作品名

  ひっぺがし物語

  初出

• 作品名

  逢魔の辻―相州露木騒動―

  初出

著者紹介

著： 杉本　苑子（スギモト　ソノコ）

装丁： 安彦　勝博（アビコ　カツヒロ）

装画： 五雲亭　貞秀