なんでもない話

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なんでもない話

ナンデモナイハナシ

文芸(単行本)

変りゆく風景。心に残る記憶。
柔らかい眼差しと爽やかなユーモア。
「目に残る花」「雨の動物園」「仕舞ネコ」「すったて」「ナスの茶筅煮」「お台場の秋」「真夜中のお茶」など身辺のささやかな思いを豊かな感性と美しい言葉で優しく拾いあげた、みずみずしいエッセイ50篇。

なんでもない話は、その時かぎりのこと、目の前の相手と他愛ない会話を楽しんで、喋り終れば、消えるものだ。
毎日のほんの小さな思い、おかしさ、懐かしさ、遠いもの、近いもの、年と共に深く残るものもあれば、薄れてほのかなものもある。
それが本になる。私の気持ちは困ったような照れくさいようなである。――あとがきより


書誌情報

紙版

発売日

1997年09月10日

ISBN

9784062087797

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

212ページ

初出

『朝日新聞日曜版』1996年4月6日~1997年3月31日

著者紹介

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