鎖国してはならない

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鎖国してはならない

サコクシテハナラナイ

文芸(単行本)

同時代と明日に伝えたいノーベル賞作家の魂のメッセージ

同胞とこの惑星(プラネット)のすべての住人に向けて

「いまこの本を編集して見出すのは、幾つもの主題がしだいに収斂(しゅうれん)してきているということです。それは生涯の終幕にさしかかって、私がこれを人に語りたい、この国の同胞にも、また外国人に向けても、と望む――つまりわれわれの惑星のすべての住人に向けて、ということになりますが――主題が、いまや一行にまとめることすら可能だ、ということです。つまり、日本人は『鎖国してはならない』という一行の日本文に」――大江健三郎


目次

『鎖国してはならない』のための前口上
宗教的な想像力と文学的想像力
ヨーロッパの日本研究へ
丸山眞男の言語作用
「新しい人」に向かって
本当の開国を「始造」する
「ヒロシマの心」と想像力
懐徳堂から東海村まで
ベルリン・レクチュア
北京講演2000
きみたちにつたえたい言葉
道徳的な態度とよく考える態度
ここから新しい人は育たない

書誌情報

紙版

発売日

2001年11月20日

ISBN

9784062107792

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

328ページ

著者紹介

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