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手書き作家の本音 風のように
テガキサッカノホンネカゼノヨウニ
- 著: 渡辺 淳一

ワープロより、鉛筆が好き。
作家の日常感覚を見事に伝える好エッセイ
「週刊現代・風のように」待望の最新版!
ときどききかれるのは、「原稿は、いつ書くのですか?」という質問である。この答えは簡単で、「締切りが迫ってきたとき」ということになる。
でも、締切りが迫れば、いつでも書けるというわけでもない。迫ってきても、書く内容がかたまらずに、苛々することも多い。
「さあ、どうしよう、どうしよう」焦りながら、その実、雑誌を読んだり、テレビを見たり、コーヒーを飲んで時間を空費している。
――このあたりが、ものを書く仕事の面白いところで、実際に書いているときより、書く内容を考えているときのほうがはるかに真剣で懸命である。――(おかしな仕事)
目次
中止になったサイン会
おじさんのお洒落
茶髪の思い出
結核の逆襲
梅は本妻、桜は愛人
謝罪の儀式
本当に北方領土が欲しいの?
オリンピックで見る男と女
身柄を拘束される
マルイチの会
キムタクにはがっかり
パソコンで殺される
点滴ばやり
(抜粋)
書誌情報
紙版
発売日
2002年03月18日
ISBN
9784062112437
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
268ページ