すらすら読める奥の細道

月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり――その魂、その言葉をいま一度、声に出して読みたい！　松尾芭蕉はなぜ旅に出たのか。知っておきたい日本人のこころ。大きな活字と総ルビつき原文、 立松和平の口語訳＋エッセイ。

●時はすさまじい速度で流れ去っていき、芭蕉が「奥の細道」の旅に発足してから300年以上たったのだが、まったく色褪せることなく芭蕉の言葉は今も私たちの前にある。芭蕉の身体は亡びたが、芭蕉の魂である言葉は今も時間の中を旅していて、なお永劫の未来へ向かって旅をやめようとはしないのである。――（あとがきより）

書誌情報

紙版

• 発売日: 2004年01月14日
• ISBN: 9784062114691
• 判型: B6変型
• 価格: 定価：1,760円（本体1,600円）
• ページ数: 240ページ

著者紹介

著： 立松　和平（タテマツ　ワヘイ）