中原の虹　第三巻

革命の果てに、北京、落城す。
あまりに幼き最後の皇帝。西太后の遺志は全うされるのか。
混沌の末に見える希望の光。激動の中国歴史ロマン、白熱！

「革命だと？ そんなものァ、俺様の知ったこっちゃねえ」
相次ぐ革命勢力の蜂起に、一度は追放した袁世凱を呼び戻す皇族。だが俗物、袁世凱には大いなる野望があった。満洲では張作霖が、まったく独自の勢力を形成していき――。
龍玉を握る張作霖は乱世を突き進み、新しい時代が、強き者の手で拓かれる。

第42回吉川英治文学賞受賞

書誌情報

紙版

• 発売日: 2007年05月16日
• ISBN: 9784062140713
• 判型: 四六
• 価格: 定価：1,760円（本体1,600円）
• ページ数: 390ページ

初出

『小説現代』２００６年３月号、５月号～２００７年３月号

著者紹介

著： 浅田　次郎（アサダ　ジロウ）

製品関連情報

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  お知らせ

  浅田次郎先生が第9回日本歴史時代作家協会賞 功労賞を受賞しました。

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  追加・参考情報

  浅田次郎『マンチュリアン・リポート』インタビュー

  『マンチュリアン・リポート』（2010/09/17）刊行記念インタビュー。タイトルの意味、張作霖の死を描くことなどを、ファンへのメッセージと共に浅田次郎氏が語る。