国民的俳句百選

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国民的俳句百選

コクミンテキハイクヒャクセン

読めば俳句がよくわかる。
読めば日本がよくわかる。

古池や蛙飛こむ水のおと――芭蕉
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺――正岡子規
降る雪や明治は遠くなりにけり――中村草田男
「俳句界のプリンス」が厳選した

名句ベスト100、ここに発表!


■本書の内容
「朝日俳壇」、「NHK俳句」の選者にして、当代随一の売れっ子俳人・長谷川櫂氏が、古今東西数多の名句のなかから厳選した100句と、百句にまつわる俳句エッセイです。
本書を読めば、きっと俳句が好きになります。日本がもっと好きになります。人気イラストレーター・いとう瞳氏の版画100枚とともにご鑑賞ください。

■まえがき「名句とは何か」より
この国の文学はいいたいことをできれば言葉でなく、「間」によって伝えることを最上とした。俳句という世にも短い詩の形式が誕生し、国民的に広まったのも俳句が沈黙をたっぷりと包みこんだ涼しげな詩であるからにちがいない。
名句とは何か。名句であるためには、どんな条件を満たさなければならないか。名句であるか否かを見分ける目利きの基準は、その句が涼しげにそこに立っているかどうか。実はこれひとつしかない。


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書誌情報

紙版

発売日

2008年11月05日

ISBN

9784062150958

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

346ページ

初出

『週刊現代』2006年9月30日号~2008年10月11日号

著者紹介

著: 長谷川 櫂(ハセガワ カイ)

(はせがわ・かい) 俳人。1954年(昭和29年)2月、熊本県生まれ。東京大学法学部を卒業後、読売新聞記者を経て創作活動に専念。俳句結社「古志」主宰。「季語と歳時記の会」代表。東海大学特任教授。「朝日俳壇」及び「NHK俳句」選者。読売新聞朝刊コラム「四季」連載中。句集『虚空』(花神社)で第54回読売文学賞、評論集『俳句の宇宙』(花神社)で第12回サントリー学芸賞受賞。句集に『古志』『天球』『果実』『蓬莱』『松島』『初雁』など。著書に『古池に蛙は飛びこんだか』(花神社)、『俳句的生活』、『四季のうた(第1集~第3集)』(中公新書)『一億人の俳句入門』(講談社)『「奥の細道」をよむ』(ちくま新書)『一億人の季語入門』(角川学芸出版)『麦の穂 四季のうた2008』(中公新書)などがある。

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