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生物化するコンピュータ
セイブツカスルコンピュータ
未来のコンピュータは生物と見分けがつかなくなる? 自分で自分を修理するロボット、DNAや細菌を使う超並列コンピュータ、耐久性の低下を自ら知らせてくれる橋……。生物が備える賢い仕組み「学習」「進化」「適応」を取り込んだデジタル技術が私たちの生活を一変させる。宇宙工学、金融、医学などさまざまな分野で生物とコンピュータの融合はどこまで進んでいるのか。生物化するコンピュータの研究で世界をリードする科学者15人が語る未来像。
- 前巻
- 次巻
目次
はじめに
第一部 アダプティブ・コンピューティング
第一章 ロドニー・ブルックス――アニマル・ルール
第二章 グレン・リーヴズとエイドリアン・ストイカ――遠い惑星へ向かうための設計
第三章 章 ルイス・クオルス――設計チームを進化させる
第四章 ジェイク・ラヴレスとアムルト・バハランベ――大きな波に乗る
第五章 ナンシー・レヴェソン――「それがシステムなんだよ、お馬鹿さん」
第二部 生きた素材を利用する
第六章 ネッド・シーマン――生命の端っこ
第七章 ポール・ローゼムント――命あるものは芸術を装う
第八章 スティーブ・スキエナ――バグをプログラミングする
第九章 ジェラルド・サスマン――一〇億個の生物コンピュータを作る
第一〇章 ラディカ・ナグパル――ローカルからグローバルへ
第三部 物理学と速度
第一一章 モンティ・デノー――スピードの設計者
第一二章 デヴィッド・ショー――アントンと偉大なフェムトスコープ
第一三章 ジョナサン・ミルズ――自然現象を利用する
第一四章 スコット・アーロンソン――物理学の新法則を見つけ出す
おわりに
ナチュラル・コンピューティング年表
書誌情報
紙版
発売日
2013年09月19日
ISBN
9784062165341
判型
四六
価格
定価:3,080円(本体2,800円)
ページ数
274ページ
著者紹介
ニューヨーク大学クーラント研究所教授。近年、生物学者とともに、マイクロアレイ、組合せデザイン、ネットワーク・インターフェースに関するパターン発見に取り組んでいる。
フリーライター。英国経済情報評価機関エコノミスト・インテリジェント・ユニットの元編集員。大手金融機関やコンサルティング会社、法律事務所向けに、コーポレート・ファイナンスとテクノロジーに関する著述を数多く手掛けてきた。
翻訳家。訳書に『世界でいちばん従業員を愛している会社』(辰巳出版)、『レックス 母と自閉症の息子、ふたりの人生を変えた音楽』(主婦の友社)、『幸せな億万長者になる賢者ソロモン王の教え 富と成功を生む7つの成功法則』(メトロポリタンプレス)などがある。