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峠うどん物語(上)
トウゲウドンモノガタリ
- 著: 重松 清

市営斎場の前に建つ、一軒のうどん屋、『峠うどん』。
暖簾をくぐるのは、命の旅立ちを見届けたひとたち――。
『峠うどん』のお手伝いが、わたしは好きだ。どこが。どんなふうに。
自分でも知りたいから、こんなに必死に、汗だくになってバス停まで走ってい るのだ。(上巻より)
空襲から、まだ十数年しかたっていないのに。一面の焼け野原からせっかくみ んなでがんばって復興したのに、今度は一面の海になってしまって、やり直し……。それでも、ひとびとはくじ けなかった。(下巻より)
【上巻 あらすじ】
中学二年生のよっちゃんは、祖父母が営むうどん屋『峠うどん』を手伝っていた。
『峠うどん』のお手伝いが、わたしは好きだ。どこが。どんなふうに。自分でも知りたいから、こんなに必死に、汗だくになってバス停まで走っているのだ。
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん。そして『峠うどん』の暖簾(のれん)をくぐるたくさんの人たちが教えてくれる、命についてのこと――。
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書誌情報
紙版
発売日
2011年08月19日
ISBN
9784062169974
判型
四六変型
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
274ページ
初出
収録作品参照
収録作品
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作品名初出
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作品名
序章
初出
書き下ろし
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作品名
第1章 かけ、のち月見
初出
『小説現代』2006年1月号
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作品名
第2章 二丁目時代
初出
『小説現代』2007年12月号 「二丁目の合言葉」を改題
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作品名
第3章 おくる言葉
初出
『小説現代』2008年4月号
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作品名
第4章 トクさんの花道
初出
『小説現代』2007年9月号
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作品名
第5章 メメモン
初出
『小説現代』2008年7月号 「メメモン日記」を改題