新装版 画文集 炭鉱に生きる 地の底の人生記録

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新装版 画文集 炭鉱に生きる 地の底の人生記録

シンソウバンガブンシュウヤマニイキルチノソコノジンセイキロク

ユネスコ「世界記憶遺産」登録を機に1967年に刊行された画文集を緊急復刊!

世界人類の記憶の殿堂に収められた、あるヤマ人(炭坑夫)の記録――。
山本作兵衛翁が孫たちの世代のために遺した文章と約150点の図版で、
明治・大正期の炭鉱のありのままの姿がいま再びよみがえる!!
50余年、筑豊で炭鉱夫として働き、還暦を過ぎて絵筆を握った作兵衛翁の炭坑画は、
民俗学者・宮本常一氏や記録文学作家・上野英信氏らから高い評価を受けていました。
美学生時代に作兵衛画を模写したこともある
イラストレーター・南伸坊氏による装丁でデザインを一新し、
巻末には、詩人・金子光晴氏、作家・石牟礼道子氏、画家・菊畑茂久馬氏、南伸坊氏らによる当時の書評やエッセイを採録した新装版です。

【著者紹介】
山本作兵衛(やまもと・さくべえ)
明治25年(1892年)福岡県嘉穂郡笠松村鶴三緒(現飯塚市)生まれ。7歳から炭鉱に入り、父の仕事を手伝う。以来50余年、筑豊地方の炭鉱で働き続けてきた。
昭和33年(1958年)、「炭鉱の姿を記録して孫たちに残しておこう」と絵筆を握り、明治・大正・昭和の炭鉱の姿を描き始めた。昭和59年(1984年)、老衰により逝去。今年5月、585点の絵画や6点の日記などが、ユネスコが認定する「世界記憶遺産」に国内から初めて登録された。


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書誌情報

紙版

発売日

2011年07月29日

ISBN

9784062171717

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

226ページ

初出

1967年に小社より刊行された「画文集 炭鉱に生きる 地の底の人生記録」を復刻したもの。また、巻末の書評やエッセイを新たに追加し、初出はそれぞれの文末に記載。なお、本文中の図版の作品名は、『炭坑の語り部・山本作兵衛の世界584の物語』(田川市石炭・歴史博物館/田川市美術館)のものにならった。

収録作品

  • 作品名

    鉱夫の歴史を伝える画文集<『炭鉱に生きる』書評>

    初出

    『文芸』1968年2月号

  • 作品名

    作兵衛さんの絵

    初出

    「王国と闇・内容見本」(葦書房)1981年に加筆

  • 作品名

    不出世の千両役者に似て暗闇につき抜けた清冽さ

    初出

    『毎日新聞』西部版1984年12月27日

  • 作品名

    山本作兵衛さんのこと

    初出

    「山本作兵衛展」カタログ 1996年

著者紹介

著: 山本 作兵衛(ヤマモト サクベエ)

(やまもと・さくべえ) 明治25年(1892年)福岡県嘉穂郡笠松村鶴三緒(現飯塚市)生まれ。7歳から炭鉱に入り、父の仕事を手伝う。以来50余年、筑豊地方の炭鉱で働き続けてきた。 昭和33年(1958年)、「炭鉱の姿を記録して孫たちに残しておこう」と絵筆を握り、明治・大正・昭和の炭鉱の姿を描き始めた。昭和59年(1984年)、老衰により逝去。今年5月、585点の絵画や6点の日記などが、ユネスコが認定する「世界記憶遺産」に国内から初めて登録された。

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