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四季の茶花づくし
シキノチャバナヅクシ
- 著: 菅田 健三
表千家の宗匠の中でも、「茶花を生けるなら菅田宗匠」といわれる。本書では、茶花が席や道具などのバランスの中でどうあるべきか、器と茶花の関係や生け方などをカラー写真で解説するとともに、はじめて茶花を生ける方にもわかりやすいように、茶花の基本を写真やイラストで解説。また、実用的な四季の茶花図鑑つき。さらに、表千家の先代家元、即中斎宗匠から伝承されたお言葉や茶の湯の所作についてのエッセイを掲載。
表千家の宗匠の中でも、「茶花を生けるなら菅田宗匠」といわれています。林屋晴三氏や有馬頼底氏なども菅田宗匠のファンで、2002年に発刊した菅田健三『茶席の花十二ヵ月 稽古場の花と道具組』は、5刷まで版を重ね、他流派の方からも好評を博しました。
『茶席の花十二ヵ月』は、主に中級者を対象としており、茶花の基本的なルールや茶花のテクニックなどはほとんど語られておりませんでした。
そこで今回は、茶花が席や道具などのバランスの中でどうあるべきなのか、器と茶花の関係と生け方の考え方をカラー写真にて解説するとともに、はじめて茶花を生ける門人にもわかりやすいように、茶花の基本から、宗匠の生け方のテクニック、客の茶花について知っておくべきことも解説いたします。
[主な特徴]
・花だけでなく、道具組と合わせた茶花の選び方・使い方がわかる
・季節の点前(春・釣りがまの扱い、夏・平水指や夏らしい道具の扱い、秋・中置きの水指や風炉釜について、冬・絞り茶巾の点前についてなど)がわかる
・各月の茶花作品=その月で扱った花の注意点と入れる手順を丁寧に解説
・茶花図鑑では、茶花の特徴・使い方・格・水揚げ方法を説明する
・茶花のルールと基本を解説する
・今回、表千家家元の「元日の花」も紹介いたします
・表千家の家元三大行事(初釜・利休忌・天然忌)を特写しています。
前回の本では語り尽くせなかった、現代茶道界の巨人、表千家の先代家元の即中斎宗匠から伝承されたお言葉や茶の湯の所作についてのエッセイ「茶の湯の心」「茶花の要諦」を掲載いたします。即中斎宗匠が亡くなられて(1979年没)から久しく、即中斎宗匠の心を後世に伝えられるのは、菅田宗匠しかおりません。茶人必読の書となるでしょう
- 前巻
- 次巻
目次
家元三大行事(初釜・利休忌・天然忌)の花
春の茶花作品
春の茶花図鑑
夏の茶花作品
夏の茶花図鑑
秋の茶花作品
秋の茶花図鑑
冬の茶花作品
冬の茶花図鑑
エッセイ 思い出の茶花
茶花のいけ方 ほか
書誌情報
紙版
発売日
2012年12月19日
ISBN
9784062181143
判型
B5
価格
定価:5,500円(本体5,000円)
ページ数
128ページ
初出
本書収録の一部作品は2002年に刊行された「茶席の花十二ヵ月」(講談社)に掲載されたもの。
著者紹介
1929年(昭和4年)北海道生まれ。表千家同門会理事。 53年に、先代十三代表千家家元即中斎宗匠の玄関に入塾し、薫陶を受ける。当代家元の信頼も厚い。