落語名人芸 「ネタ」 の裏側 秘蔵資料 三越落語会 十一名人の「感どころ」

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落語名人芸 「ネタ」 の裏側 秘蔵資料 三越落語会 十一名人の「感どころ」

ラクゴメイジンゲイネタノウラガワヒゾウシリョウミツコシラクゴカイジュウイチメイジンノカンドコロ

本書は、落語黄金期と言われた三越演芸会を彩った天才落語家12人の名人にスポットをあて、極めて貴重な名人直筆の「感どころ」(梗概)から、いかに名人達の至芸が演じられたのかを掘り起こします。
昭和30年~40年の落語全盛期においての不出の噺家たちが残したこの直筆の「感どころ」は、名人達の芸の裏側に隠された、噺の仕立ての記録資料として初めて紹介されることになります。
直筆の「感どころ」には、現名人が、先代の噺家が守り演じ続けた落語とは違った観点、自分流の笑いをとるための創意工夫された噺の筋が記されています。
落語は演じ手も聴き手もそれぞれの心の中に情景を思い思いに想像し、描き、イメージを創り上げる噺芸ですそのような裏事情がところどころに垣間見られ読み取れる資料による解説本。


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目次

はじめに 不世出の噺家と三越落語会
出番
●落語家12名人が残した「感どころ」
金原亭馬生 三升家小勝 三笑亭可楽 三遊亭圓生 三遊亭円歌 桂 文楽 
三遊亭金馬 林家正蔵 三遊亭百生 春風亭柳橋 柳家小さん 桂 小文治
橘家円蔵 古今亭志ん朝 古今亭志ん生

●噺家が残したゆかりの品
おわりに
●三越演芸会のプログラムに残された時代を写した演芸評論家のエッセイ

書誌情報

紙版

発売日

2013年08月23日

ISBN

9784062184328

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

320ページ

著者紹介

著: 立川 志らく(タテカワ シラク)

1963年、東京都生まれ。1985年に立川談志に入門。1988年二つ目昇進。1995年真打昇進。現在弟子12人を抱える。定期落語会、ラジオのパーソナリティー、映画監督などで幅広く活躍。大正大学客員教授。著書に「落語進化論」(2011年 新潮社)など多数あり

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