決戦!関ヶ原

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決戦!関ヶ原

ケッセンセキガハラ

文芸(単行本)

慶長五年九月十五日(一六〇〇年十月二十一日)。天下分け目の大戦――関ヶ原の戦いが勃発。――なぜ、勝てたのか――東軍伊東潤(徳川家康)天野純希(織田有楽斎)吉川永青(可児才蔵)――負ける戦だったのか――西軍葉室麟(石田三成)上田秀人(宇喜多秀家)矢野隆(島津義弘)――そして、両軍の運命を握る男――冲方丁(小早川秀秋)当代の人気作家七人が参陣。日本史上最大の決戦を、男たちが熱く描いた「競作長編」。


慶長五年九月十五日(一六〇〇年十月二十一日)。
天下分け目の大戦――関ヶ原の戦いが勃発。

――なぜ、勝てたのか――
東軍
伊東潤(徳川家康)
天野純希(織田有楽斎)
吉川永青(可児才蔵)

――負ける戦だったのか――
西軍
葉室麟(石田三成)
上田秀人(宇喜多秀家)
矢野隆(島津義弘)

――そして、両軍の運命を握る男――
冲方丁(小早川秀秋)

当代の人気作家7人が参陣。
日本史上最大の決戦を、男たちが熱く描いた「競作長編」。


目次

「人を致して」 伊東潤
「笹を噛ませよ」 吉川永青
「有楽斎の城」 天野純希
「無為秀家」 上田秀人
「丸に十文字」 矢野隆
「真紅の米」 冲方丁
「孤狼なり」 葉室麟

書誌情報

紙版

発売日

2014年11月19日

ISBN

9784062192514

判型

四六変型

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

308ページ

初出

本書は書き下ろしですが、「真紅の米」のみ「小説現代」2014年11月号にて、先行公開しました。

収録作品

  • 作品名

    人を致して

    初出

  • 作品名

    笹を噛ませよ

    初出

  • 作品名

    有楽斎の城

    初出

  • 作品名

    無為秀家

    初出

  • 作品名

    丸に十文字

    初出

  • 作品名

    真紅の米

    初出

    『小説現代』2014年11月号

  • 作品名

    孤狼なり

    初出

著者紹介

著: 葉室 麟(ハムロ リン)

1951年福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。07年、『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞。2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞。 他の著書に『秋月記』『恋しぐれ』『川あかり』『星火瞬く』『陽炎の門』『冬姫』『潮鳴り』『紫匂う』『天の光』など多数。最新刊は『風花帖』。

著: 冲方 丁(ウブカタ トウ)

1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、第24回日本SF大賞 を受賞した『マルドゥック・スクランブル』などの作品を経て、2010年、『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞。2012年、『光圀伝』で山田風太郎賞を受賞する。 他の著書に、『オイレン・シュピーゲル』などの「シュピーゲル」シリーズ、『もらい泣き』など多数。最新刊は『はなとゆめ』。

著: 伊東 潤(イトウ ジュン)

1960年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。外資系企業に長らく勤務後、執筆業に転じ、歴史小説や歴史に材を取った実用書を相次いで発表。 2013年、『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞、『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞を受賞。 他の著書に『武田家滅亡』、『戦国鬼譚 惨』、『黒南風の海 加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(第1回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞)、『城を噛ませた男』、『叛鬼』、『王になろうとした男』、『黎明に起つ』、『城を攻める 城を守る』、『天地雷動』、『野望の憑依者』などがある。最新刊は『池田屋乱刃』。

著: 上田 秀人(ウエダ ヒデト)

1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。1997年小説CLUB新人賞佳作。「奥右筆秘帳」シリーズ(全十二巻)は、「この時代小説がすごい!」で2009年版、2014年版と二度にわたり文庫シリーズ第一位に輝き、第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞。2010年、『孤闘 立花宗茂』で第16回中山義秀文学賞を受賞する。他の著書に、「お髷番承り候」「御広敷用人大奥記録」「百万石の留守居役」などの各シリーズ、『天主信長』『梟の系譜 宇喜多四代』など多数。

著: 天野 純希(アマノ スミキ)

1979年愛知県生まれ。愛知大学文学部史学科卒業。2007年、「桃山ビート・トライブ」で第20回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2013年、『破天の剣』で第19回中山義秀文学賞を受賞。他の著書に、『青嵐の譜』『南海の翼 長宗我部元親正伝』『サムライ・ダイアリー 鸚鵡籠中記異聞』『風吹く谷の守人』『戊辰繚乱』『信長 暁の魔王』などがある。最新刊は、『覇道の槍』。

著: 矢野 隆(ヤノ タカシ)

1976年福岡県久留米市生まれ。2008年『蛇衆』にて第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、『無頼無頼ッ!』『兇』『勝負!』など、ネオ時代小説と呼ばれる作品を手がける。また、『戦国BASARA3 伊達政宗の章』『鉄拳 the dark history ob mishima』といったゲームノベライズ作品も執筆している。他の著書に、『武士喰らい』『西海の虎 清正を破った男』『将門』『退魔士』などがある。最新刊は、『乱』。

著: 吉川 永青(ヨシカワ ナガハル)

1968年東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業後、会社員として勤務のかたわら執筆を始め、2010年「我が糸は誰を操る」で第5回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。同作は、『戯史三國志 我が糸は誰を操る』と改題し、2011年に刊行。三國志ファンのみならず、幅広い評価を得る。同年には第2弾『戯史三國志 我が槍は覇道の翼』を刊行、2012年、第33回吉川英治文学新人賞候補となり、大きな話題を呼ぶ。他に、シリーズ完結篇の『戯史三國志 我が土は何を育む』、『時限の幻』、『義仲これにあり』、『義経いづこにありや』『誉れの赤』がある。最新刊は、『天下、なんぼや。』。

既刊・関連作品一覧

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