生命の花 マミ川崎フラワーデザイン作品集成

マイページに作品情報をお届け!

生命の花 マミ川崎フラワーデザイン作品集成

イノチノハナ マミカワサキフラワーデザインサクヒンシュウセイ

 本書は、マミ川崎の作品を時代・テーマに分け、代表作ともいえる作品とともに、解説を施した、マミ川崎のデザインのすべてがわかる決定版。 フラワーデザインの本質ともいえる植物そのものの強さ、純粋さ、美しさがこの一冊で見事に表現されています。 さらに、マミ川崎の単行本未収録のデザイン論を巻末に掲載。マミ川崎のデザインの思考の変遷がわかります。すべてのフラワーデザイナー必携の一冊です。


 マミフラワーデザインスクールは、日本初のフラワーデザインの教室として、1962年に創設。昨年で50年を迎えました。その間、数十万人を超える人たちがフラワーデザインを学んでいます。マミ川崎の功績は、日本のフラワーデザイン史と花文化に残るものです。
 本書は、マミ川崎のデザインのすべてをテーマや時代で分け、代表作ともいえる作品とともに、解説を施していきます。
 自由な発想に満ち溢れ、フラワーデザインのさまざまな可能性を求めて挑戦した初期、中期の作品から、円熟期を迎え、「いのちの尊さ」「自然へのいたわりとやさしさ」、さらに「生命の神秘さ」を追求する現在の作品までを収録し、フラワーデザインの本質ともいえる植物そのものの強さ、純粋さ、美しさがこの一冊で見事に表現されることになります。いまはやりの「和モダン」を数十年前から実践していたことは、マミ川崎の先進性を証明しています。
 本書は、マミ川崎のデザインのクロニクル的な一冊になるとともに、1995年の『無限の花 マミ川崎フラワーデザイン作品集』(講談社刊)以降の作品集としても楽しめる一冊になります。
 さらに、マミ川崎の単行本未収録のデザイン論を巻末に掲載します。マミフラワースクール以外のフラワーデザイナーにとっても必携のデザイン論です。


  • 前巻
  • 次巻

目次

はじめに
やっとかなえた 岡本太郎先生との共作
Part1 想いのかたち
01 空/02 点で支える/
03  空間を横切る花・さあ・すっくと立つ花/
04 見えない色/05 耐える/06 Generation to Generation
Part2  見る・生まれる
01 色が主役/02 手になじんだ植物
Part3 時代に先駆けた花
01 1960年代/02 1970年代 /03 1980年代/
04 1990年代/05 2000年代 /コラム 布巾
Part4 インスピレーションを受ける"
01 花くばり/02 形

書誌情報

紙版

発売日

2015年01月19日

ISBN

9784062193559

判型

A4変型

価格

定価:9,130円(本体8,300円)

ページ数

184ページ

初出

「HANA Generation to Generation」は、『フラワーデザインライフ』誌1986年1月号~1988年12月号の同名連載に加筆、修正、再構成をしたもの。

著者紹介

著: マミ 川崎(マミ カワサキ)

北海道に生まれる。1954年、アメリカミズリーヴァレー大学を卒業。帰国後、産経新聞の記者を務める。1962年に、アメリカで学んだフラワーデザインの普及のため、日本で初めてのフラワーデザインの学校「マミフラワーデザインスクール」を創設し、日本のフラワーデザイン界の草分け的存在となる。以後、日本を代表するフラワーデザイナーとして国内、海外で活躍している。 主な著書に『無限の花 マミ川崎フラワーデザイン作品集』『フラワーデザイン花材事典』『花の向こうに見えたもの』『今はふたたび訪れない』などがある。

関連シリーズ

BACK
NEXT