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大奥の座敷童子
オオオクノザシキワラシ
- 著: 堀川 アサコ

ときは一八五四年、徳川家定十三代将軍の時代。14歳の今井一期は、江戸城大奥に潜入し、座敷童子を連れてくるよう命じられる。仲良しの御次“茜”、伊賀者同心の”唐次”、枕絵の妖怪“サダさん“、人が死ぬと泣く妖怪”泣きジジさま”、妙にイチゴになつく犬・猫・狆たちなど、個性ゆたかな面々に囲まれて、イチゴは大奥と江戸の街を駆けまわる。はたして座敷童子の正体とは?
柔らかく、楽しく! お江戸で包み込んでくれる物語です。ーー畠中恵(作家)
泣けて、笑えて、ほっこりできる物語は、すべての読者の期待に応えてくれる。――末國善己(書評家)
ときは一八五四年、徳川家定十三代将軍の時代。
野笛藩一の美女・14歳の今井一期は、江戸城大奥に潜入し、野笛出身の座敷童子を連れ戻してくるよう命じられる。仲良しの御次“茜”、伊賀者同心の”唐次”、枕絵の妖怪“サダさん“、人が死ぬと泣く妖怪”泣きジジさま”、妙にイチゴになつく犬・猫・狆たち、そして厳しく恐ろしい御年寄りの”嵐山”など、個性ゆたかな面々に囲まれて、イチゴは座敷童子を探す。
噂がとびかう大奥と秘密あふれる江戸の街を駆けまわり、イチゴが知った座敷童子の正体とは?
目次
一 座敷童子をさがせ
二 ひな祭りと謎の人影
三 大奥出世双六
四 髑髏獅子
五 雪のおぐしの方
六 忘れられた人
七 大奥の怪談
八 三毛猫のつかい
九 サダさんの正体
十 泣きジジさまの正体
十一 暗殺
十二 野笛から来た人
十三 徳川家康と妙ちきりんなやつ
十四 大奥の座敷童子
十五 危険のただ中へ
十六 将軍、見参
結び
書誌情報
紙版
発売日
2015年03月18日
ISBN
9784062194068
判型
四六変型
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
240ページ
著者紹介
1964年、青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。主著に「幻想シリーズ」の『幻想郵便局』『幻想映画館』『幻想日記店』『幻想探偵社』、「たましくるシリーズ」の『たましくる―イタコ千歳のあやかし事件帖』『これはこの世のことならず』、ノンシリーズに『月夜彦』『芳一』『予言村の転校生』『不思議プロダクション』などがある。