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地上生活者 第5部 邂逅と思索
チジョウセイカツシャダイゴブカイコウトシサク
- 著: 李 恢成

樺太(サハリン)から、敗戦の後逃げ帰った朝鮮人一家。その中に主人公・愚哲がいた。彼は極貧のなか札幌で育ち、紆余曲折を経て早稲田大学へと進む。日本にある朝鮮のメディアで働くこととなったが、次第に疑問を感じるようになる。そんな折書いた小説が文芸誌の新人賞を受賞し人生が変わっていく。
樺太(サハリン)から、敗戦の後逃げ帰った朝鮮人一家。その中に主人公・愚哲がいた。
彼は極貧のなか札幌で育ち、紆余曲折を経て早稲田大学へと進む。日本にある朝鮮のメディアで働くこととなったが、次第に疑問を感じるようになる。そんな折書いた小説が文芸誌の新人賞を受賞し人生が変わっていく。
作家とて大成していくが、あることがきっかけで小説を書かなくなった愚哲はソ連作家同盟の招待で故郷ともいえるサハリンの地を踏むことに。
そして、西ドイツで韓国人学究研究団体の招きで「在日」とし民主主義の講演をしたが、その地で、若い女性物理学者と恋に落ちてしまう。帰国して彼は妻にそのことを伝え別れを切り出されるのであった。
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目次
第一章 小説家が書けなくなるとき
第二章 島
第三章 ヨーロッパ
第四章 西ドイツ
第五章 家族の行方
書誌情報
紙版
発売日
2015年09月10日
ISBN
9784062197403
判型
四六変型
価格
定価:3,630円(本体3,300円)
ページ数
578ページ
電子版
発売日
2016年02月26日
JDCN
0621974000100011000M
初出
本書は「群像」2012年3月号から2014年6月号まで連載された作品を、一部改稿し、単行本としてまとめたものです。
著者紹介
著: 李 恢成(リ カイセイ)