きっと幸せの朝がくる 幸福とは負けないこと

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きっと幸せの朝がくる 幸福とは負けないこと

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高視聴率を記録したNHK連続テレビ小説「あさが来た」の原案者・古川智映子さん84歳が、自身の波瀾の人生をとおして掴んだ幸せの秘訣を初めて伝えます。それは究極「負けない心」を持つこと。人生、良いことが不思議、悪いことが当たり前。何があっても「負けない心」が幸福に向かっていける原動力となるのです。


NHK連続テレビ小説「あさが来た」の原案者・古川智映子さん84歳が、自身の波瀾の人生をとおして掴んだ幸せの秘訣を初めて伝えます。
それは究極「負けない心」を持つこと。人生、良いことが不思議、悪いことが当たり前です。何があっても「負けない心」が幸福に向かっていける原動力となるのです。
高視聴率を記録した「あさが来た」。「前向きになれる」「真っ直ぐな生き方にひかれる」などと視聴者の心をつかんで離さず、あさロス現象まで引き起こしました。原案に込められた古川さんのメッセージは、朝ドラにも引き継がれていたのです。
人としてどう生きれば幸せか。主人公の広岡浅子は何度も挫折し七転び八起きどころか九転び十起きを味わいます。しかし、いつしかそれを笑い飛ばせるくらいの浅子になりました。
古川さん自身も九転び十起きを経験しています。心を引き裂かれるような離別、借金、病、教師をしながら目指した小説家への険しい道。
生き方のお手本を探して出会ったのが浅子でした。原作で、浅子に五代友厚が励ましの言葉を送ります。「勝たなあかんで。負けの人生はみじめや。負けたらあかん、他人やない自分にや」と(『小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯』より)。
本作は、日々いいときも悪いときも心豊かに生きる智恵を、さまざまなエピソードから教えてくれる人生の教科書と言っていい一冊です。


  • 前巻
  • 次巻

目次

はじめに
プロローグ 人生の敗北者になった日
第一章 身につけたいもの捨てたいもの
立ち直りたいともがいた先に「九転十起」のあさがいた
どん底を味わったら、幸福に対して積極的になれた
藤沢周平先生に教わった「捨てて蘇る人生」
強運とは負けない人生の中で身につくもの
苦労が逆に心の垢になってしまう人もいる
第二章 人柄が福を引き寄せる
人柄のよさはその人にとって最高の宝
他人を励ます人に私はオーラを感じる
していいこと悪いことのものさしを持っていたい
違いは、相手の悩みをわかる人かわからない人か
自分を飾らない。そのほうがずっと好感をもたれる
第三章 「生きる」を生きる
旅に出ましょう。架空の旅でもいい
やっぱりひとりがいちばん、だから孤独じゃない
人生、よいことが不思議、悪いことが当たり前
難病の航さんは「生きる」を生きている
八〇代は覚悟が決まる、日々元気でいたくなる
第四章 結構楽しく暮らすために
夢と勇気とサム・マネー
三井家の土台を築いた女性の才覚
今はゼロでも先を見据えて動けばいいことが起きる
衣服は品格のあるなしを重視する
食を楽しむ秘訣は器と外食というアクセント
民芸風の家が私に住まう楽しさを教えてくれた
第五章 いちばん苦しんだ人がいちばん幸せに
イライラ、ザワザワなんていう、心の無駄が排せる生き方
荒川静香さんに潮時を知る賢明さを教えられ
私の結論は、諦めなければ必ず朝がくるということ
悩みに振り回されなくなると、運はついてくる
エピローグ 何にも負けない心
おわりに

書誌情報

紙版

発売日

2016年08月26日

ISBN

9784062202480

判型

四六変型

価格

定価:1,210円(本体1,100円)

ページ数

194ページ

電子版

発売日

2016年08月26日

JDCN

0622024800100011000P

著者紹介

著: 古川 智映子(フルカワ チエコ)

古川智映子(ふるかわ・ちえこ) 1932年、青森県弘前市に生まれる。東京女子大学文学部日本文学科を卒業。就職した国立国語研究所で『国語年鑑』の編集に従事、その後東京都内の私立高校の教諭を経て、執筆活動に入る。日本文芸家協会会員、ヴィクトル・ユゴー文化賞受賞、潮出版文化賞受賞。 著書には『小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯』『風花の城 弘前城満天姫』(ともに潮出版社)、『性転換』(角川学芸出版)、『一輪咲いても花は花』(津軽書房)などがある。

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