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日米がん格差 「医療の質」と「コスト」の経済学
ニチベイガンカクサイリョウノシツトコストノケイザイガク
- 著: アキ よしかわ
どこでも同じように医療を受けられるけれど、病院・医間の「格差」が大きい日本で「がん」になるのはこんなにアブナイことだった! 日本生まれの世界的医療経済学者が、大腸がんになった自分の体をサンプルに、日米の「がん治療」を徹底比較。それぞれのメリットデメリットを厳しく見て、日本のがん医療の問題点、変えるべき点を明らかに!
どこでも同じように医療を受けることができる日本。しかし、同時に病院ごとの「差」が大きいことも日本人には常識です。「あの病院はいい」「あの病院はダメ」という情報は、週刊誌等でも売れ線のネタ。しかし、これがアメリカになると、高額医療である反面、「ガイドライン」が徹底され、医療の質のバラつきはほとんどありません。
安くてかかりやすいけれど、かかった医者・病院によって命を縮めるリスクが大きい日本で「がん」になることはこんなにアブナイことだった──。
日本に生まれ、10代で渡米、ほとんどアメリカ人として暮らしてきた著者は、スタンフォード大学で医療経済学の研究を率い、世界レベルの学者を多数輩出した超有名人。日本の病院の「質」を高めるためのコンサルタントを進める中で、みずからの大腸がんが発覚。自分の体をサンプルに、日本とアメリカのがん医療の違いを徹底調査。実体験を通して明らかになる日本のいいところ、ダメなところ、そして決定的に不足している、がん患者、がんサバイバーを支援する仕組み(キャンサーナビゲーション)。
患者・医療者両面から、「どうあるべきか」を大胆に提言し、日本のがん医療に意識革命を起こす1冊!
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目次
プロローグ 「医療データ」を分析する学者が「がん」になるということ
第1章 アメリカの医療経済学者、日本で「がん」を宣告される
第2章 アメリカ人が日本で「手術」を受けるということ
第3章 医療経済学者、ハワイで「ケモ」を受ける
第4章 「キャンサーナビゲーター」ががん患者を救う
第5章 医療経済学者が直面した「がん治療」の真実
エピローグ 「終わらない闘い」を乗り越える
書誌情報
紙版
発売日
2017年06月28日
ISBN
9784062206310
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
234ページ
電子版
発売日
2017年07月07日
JDCN
06A0000000000000632C
著者紹介
2014年に大腸がんの告知を受け、克服した、「がんサバイバー」の国際医療経済学者、データサイエンティスト。10代で単身渡米し、医療経済学を学んだ後、カリフォルニア大学バークレー校とスタンフォード大学で教鞭を執り、スタンフォード大学で医療政策部を設立する。米国議会技術評価局(U.S.Office of Technology Assessment)などのアドバイザーを務め、欧米、アジア地域で数多くの病院の経営分析をした後、日本の医療界に「ベンチマーク分析」を広めたことで知られる。米国グローバルヘルス財団理事長、グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン会長。米カリフォルニア在住。 主な著書に、Health Economics of Japan:Patients, Doctors, and Hospitals Under a Universal Health Insurance System(共著、東京大学出版会)、『日本人が知らない日本医療の真実』(幻冬舎メディアコンサルティング)などがある。
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