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悲劇の宰相長屋王 古代の文学サロンと政治
ヒゲキノサイショウナガヤオウコダイノブンガクサロントセイジ
- 著: 辰巳 正明

憤死した長屋王の執念か、つぎつぎと死んでいく藤原四兄弟。おびえる聖武天皇。時代は騒然としていた。中国文化へ憧れた王の「危険思想・左道」への熱狂なのか、藤原一族の謀略なのか。文人政治家の悲劇は数々の推測をよぶ。長屋王邸の発掘をふくむ多くの資料・文献から、奈良時代の精神を鮮やかに描きだす。
【目次】
はじめに
第一章 悲劇の宰相、長屋王
第二章 長屋王因縁の系譜
第三章 危険思想「左道」とは何か
第四章 藤原氏門流の政治と文学
第五章 作宝楼の文学
主要参考文献一覧
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
目次
はじめに
第一章 悲劇の宰相、長屋王
第二章 長屋王因縁の系譜
第三章 危険思想「左道」とは何か
第四章 藤原氏門流の政治と文学
第五章 作宝楼の文学
主要参考文献一覧
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
1994年06月06日
ISBN
9784062580199
判型
四六
価格
定価:1,602円(本体1,456円)
通巻番号
19
ページ数
270ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
1945年生まれ。成城大学大学院文学研究科博士課程退学。大東文化大学教授。専攻は、日本上代文学、比較文学。著書に、『万葉集と中国文学』『万葉集と中国文学 第二』(笠間書院)、『長屋王とその時代』(新典社)、共編著に、『万葉集歌人集成』(講談社)、『万葉集辞典』(武蔵野書院)などがある。