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ハプスブルクの君主像 始祖ルードルフの聖体信仰と美術
ハプスブルクノクンシュゾウシソルードルフノセイタイシンコウトビジュツ
- 著: 大原 まゆみ

対抗宗教改革の時代。ハプロブルク家の小さなエピソード「ルードルフと司祭」は、カトリック信仰のシンボルとなって様々に変容していく。そして、フェルメール『信仰の寓意』のカーテンに描きこまれたルードルフ一世。その意図はなにか? 「寓意」とは……? 社会的コンテクストのなかで図像を読み解く刺激的な書。
【目次】
はじめに
ハプスブルク家家系図抄
第一章 敬虔なる始祖――「ルードルフと司祭」伝承の成立と16世紀までのその展開
第二章 理想的カトリック君主――対抗宗教改革期における伝承の変容
第三章 祝祭と演劇の中の「ルードルフと司祭」
第四章 伝統と創意――スペイン領ネーデルラントを中心とする17世紀の作例
第五章 ルードルフに倣いて
第六章 皇帝家礼賛――中欧のバロック美術
第七章 フェルメールの『信仰の寓意』
結び
註
写真提供・図版複写元
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
目次
はじめに
ハプスブルク家家系図抄
第一章 敬虔なる始祖――「ルードルフと司祭」伝承の成立と16世紀までのその展開
第二章 理想的カトリック君主――対抗宗教改革期における伝承の変容
第三章 祝祭と演劇の中の「ルードルフと司祭」
第四章 伝統と創意――スペイン領ネーデルラントを中心とする17世紀の作例
第五章 ルードルフに倣いて
第六章 皇帝家礼賛――中欧のバロック美術
第七章 フェルメールの『信仰の寓意』
結び
註
写真提供・図版複写元
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
1994年09月05日
ISBN
9784062580274
判型
四六
価格
定価:1,602円(本体1,456円)
通巻番号
27
ページ数
254ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
1951年生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院博士課程単位取得満期退学。1978年よりベルリン自由大学留学、同大学で美術史博士号取得。実践女子大学教授。専攻は西洋近世・近代美術史。著書に、『新古典主義と革命期美術』、『ロマン主義美術』(共著・『世界美術大全集』第19・20巻、小学館)など。訳書には、コシャツキー『フンデルトヴァッサー全版画』(共訳・岩波書店)、ゴンブリッチ『シンボリック・イメージ』(共訳・平凡社)など。