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漢詩と日本人
カンシトニホンジン
- 著: 村上 哲見

『白氏文集』も『和漢朗読集』も、写本で読むしかない時代、中国の詩は、ひとにぎりの宮廷貴族のものであった。木版印刷による空前のロングセラー、『唐詩選』、『三体詩』は、読者階層を庶民大衆へと大きく広げ、その影響は、俳諧、川柳から都々逸(どどいつ)にまで及ぶ。わが国の古典と化した漢詩の、豊かな味わいとつきない魅力を語り、日本人との千年以上にわたる深いかかわりを丹念に跡づける労作。
【目次】
はじめに
序章 漱石と漢詩
第一章 阿倍仲麻呂と唐の詩人たち
第二章 平安朝と文人の漢詩
第三章 『三体詩』の話
第四章 『唐詩選』の話
第五章 都々逸と漢詩
参考文献
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
目次
はじめに
序章 漱石と漢詩
第一章 阿倍仲麻呂と唐の詩人たち
第二章 平安朝と文人の漢詩
第三章 『三体詩』の話
第四章 『唐詩選』の話
第五章 都々逸と漢詩
参考文献
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
1994年12月05日
ISBN
9784062580335
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
通巻番号
33
ページ数
270ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
1930年生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。東北大学名誉教授、奥羽大学文学部教授。専攻は中国文学。著書に、『三体詩』(朝日新聞社)、『宋詞研究』(創文社)、『中国文人論』(汲古書院)、『宋詞』(筑摩書房)、『季いく』(岩波書店)、『陸游』『蘇州・杭州物語』(集英社)、『科学の話』『中国の名句・名言』『漢詩の名句・名吟』