
マイページに作品情報をお届け!
破天荒<明治留学生>列伝 大英帝国に学んだ人々
ハテンコウメイジリュウガクセイレツデンダイエイテイコクニマナンダヒトビト
- 著: 小山 騰

日本近代化の尖兵・明治留学生。彼らは、大英帝国で「奮闘」していた。剣橋(ケンブリッジ)大学首席伝説まで生んだ菊池大麓──15歳にして、2度目の英国留学をした怪童。大倉財閥2代目の趣味人・喜七郎──英国初のカーレースで第2位入賞。大秀才、遊び人、苦学生……。激動の時代を駆け抜けた留学生たちの夢と希望と挫折の日々をつづる。
【目次】
プロローグ
第一章 秀才伝説の誕生
1 『タイムズ』の記事 「日本の大学と英国の大学」
2 菊池大麓の秀才ぶり
3 ユニヴァーシティ・カレッジ・スクールとロンドン大学
第二章 幕末・明治維新期の海外留学
1 海外留学の見取り図
2 慶応二年の留学
第三章 東大教授・菊池大麓のケンブリッジ時代
1 セント・ジョンズ・カレッジ
2 数学のケンブリッジ
3 同僚ラングラーとトライポス試験
4 明治一六年事件と英国科学振興協会
第四章 明治期のケンブリッジ留学生 1
1 末松謙澄のケンブリッジ留学
2 前田利武・安広伴一郎・黒田長成
第五章 明治期のケンブリッジ留学生 2
1 稲垣満次郎とマカリスター
2 ケンブリッジ日本人会
3 その後の留学生たち
4 「苦」学生と「楽」学生
第六章 ケンブリッジ留学の成果
1 剣牛会
2 教育行政家・菊池大麓
3 『日本の教育』そして天皇制国家観
4 明治留学生の奮闘
エピローグ
注および参考文献
あとがき
索引
- 前巻
- 次巻
目次
プロローグ
第一章 秀才伝説の誕生
1 『タイムズ』の記事 「日本の大学と英国の大学」
2 菊池大麓の秀才ぶり
3 ユニヴァーシティ・カレッジ・スクールとロンドン大学
第二章 幕末・明治維新期の海外留学
1 海外留学の見取り図
2 慶応二年の留学
第三章 東大教授・菊池大麓のケンブリッジ時代
1 セント・ジョンズ・カレッジ
2 数学のケンブリッジ
3 同僚ラングラーとトライポス試験
4 明治一六年事件と英国科学振興協会
第四章 明治期のケンブリッジ留学生 1
1 末松謙澄のケンブリッジ留学
2 前田利武・安広伴一郎・黒田長成
第五章 明治期のケンブリッジ留学生 2
1 稲垣満次郎とマカリスター
2 ケンブリッジ日本人会
3 その後の留学生たち
4 「苦」学生と「楽」学生
第六章 ケンブリッジ留学の成果
1 剣牛会
2 教育行政家・菊池大麓
3 『日本の教育』そして天皇制国家観
4 明治留学生の奮闘
エピローグ
注および参考文献
あとがき
索引
書誌情報
紙版
発売日
1999年10月08日
ISBN
9784062581684
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
通巻番号
168
ページ数
286ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
著者紹介
1948年生まれ。成城大学文芸学部卒業。慶応大学文学部大学院修士課程修了(日本史)。ロンドン大学大学院(図書館・情報学)Post-granduate Diploma取得。国会図書館勤務などを経て、ケンブリッジ大学図書館アンダー・ライブラリアン。主要論文に、“Cultural Exchange Between Britain and Japan”、「アーサー・モリソンと日本」などがある。
関連シリーズ
-
<清潔>の近代
-
一外交官の見た明治維新
-
三流の維新 一流の江戸 明治は「徳川近代」の模倣に過ぎない
-
おてんば歳時記 明治大正・東京山ノ手の女の暮らし
-
隠れたる事実 明治裏面史
-
明治を創った人々 乱世型リーダーのすすめ
-
明治維新史
-
明治維新という過ち
-
国是三論
-
歴史のかげに美食あり 日本饗宴外交史
-
民俗学・台湾・国際連盟 柳田國男と新渡戸稲造
-
洋服・散髪・脱刀 服制の明治維新
-
逆賊と元勲の明治
-
伊藤博文と明治国家形成―「宮中」の制度化と立憲制の導入
-
ドイツ貴族の明治宮廷記
-
明治日本見聞録
-
明治国家をつくった人びと
-
明治医事往来
-
明治維新の遺産
-
明治維新 1858-1881
-
明治維新
-
明治を支えた「賊軍」の男たち
-
戊辰雪冤─米沢藩士・宮島誠一郎の「明治」
-
日清戦争-「国民」の誕生
-
町村合併から生まれた日本近代 明治の経験
-
宣教師ニコライとその時代
-
志士と官僚
-
欧化と国粋――明治新世代と日本のかたち
-
ビゴーが見た明治職業事情
-
ビゴーが見た明治ニッポン
-
お雇い外国人 明治日本の脇役たち