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東京裁判への道(下)
トウキョウサイバンヘノミチ
- 著: 粟屋 憲太郎

残虐行為はなぜ裁かれなかったか?
尋問調書に残る、生々しい戦争責任の諸相。十五年戦争史の死角にまで迫る発言を残したのに次々と釈放される「訴追されなかった容疑者」。激化する冷戦に対応するために、恣意的に無視された証言や証拠は、大量にアメリカに残されていた。様々な新事実を開示することで、多角的に東京裁判の諸相を解明する「裁判開廷史」ついに完結!
目次
序章 日本側の自主裁判構想
第7章 起訴状の提出
第8章 A級戦犯容疑者の釈放
第9章 細菌戦、毒ガス戦の免責
第10章 訴追と免責の岐路
むすび そして開廷へ
書誌情報
紙版
発売日
2006年08月12日
ISBN
9784062583688
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
368
ページ数
220ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
初出
「東京裁判への道」(『朝日ジャーナル』’84年10月12日号~’85年4月12日号、26回連載)に大幅に加筆して刊行。