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西洋哲学史 2 「知」の変貌・「信」の階梯
セイヨウテツガクシ2 チノヘンボウ シンノカイテイ

『西洋哲学史1』は、おかげさまで、たいへんな反響を呼び、また、各方面から高く評価されました。本書は、その第2巻です。(全4巻)
第2巻は、ヘレニズム哲学、中世の言語哲学、イスラーム哲学など、従来の「西洋哲学史」では、あまり重きをおかれてこなかったテーマにも、焦点をあてます。
ともすれば、暗黒の時代とみられがちだった中世を、「再生をくりかえした時代」として見直すという、本企画のひとつの大きな特徴が現れています。
また、「志向性」とか「様相」という、現代哲学につながるテーマについても丁寧に考える、期待にたがわぬ一冊です。
【目次】
序論 再開の哲学 鈴木泉
1.ヘレニズム哲学 近藤智彦
2.教父哲学 土橋茂樹
3.中世の言語哲学 永嶋哲也・周藤多紀
4.イスラーム哲学 山本芳久
5.盛期トマスとスコラ 上枝美典
6.中世における理性と信仰 加藤和哉
7.志向性概念の歴史 藤本温
8.様相概念 山内志朗
- 前巻
- 次巻
目次
序論 再開の哲学 鈴木泉
1.ヘレニズム哲学 近藤智彦
2.教父哲学 土橋茂樹
3.中世の言語哲学 永嶋哲也・周藤多紀
4.イスラーム哲学 山本芳久
5.盛期トマスとスコラ 上枝美典
6.中世における理性と信仰 加藤和哉
7.志向性概念の歴史 藤本温
8.様相概念 山内志朗
書誌情報
紙版
発売日
2011年12月10日
ISBN
9784062585156
判型
四六
価格
定価:2,090円(本体1,900円)
通巻番号
512
ページ数
456ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
初出
収録作品参照
収録作品
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作品名初出
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作品名
序論 再開の哲学
初出
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作品名
ヘレニズム哲学
初出
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作品名
教父哲学
初出
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作品名
中世の言語哲学
初出
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作品名
イスラーム哲学―ラテン・キリスト教世との交錯
初出
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作品名
盛期スコラとトマス
初出
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作品名
中世における理性と信仰
初出
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作品名
志向性概念の歴史
初出
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作品名
様相概念
初出
著者紹介
1952年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。現在、専修大学教授。専攻は、西洋古代哲学、西洋古典学。主な著書に、『プラトンと反遠近法』『ニーチェ』『フーコー』『魂への態度』など。哲学史への造詣の深さは、他の追随を許さない。
1958年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。現在、東京大学教授。専攻は、倫理学、哲学史。主な著書に『レヴィナス』『カント』『ヘーゲル』『差異と隔たり』『西洋哲学史』『埴谷雄高』など。日本哲学の研究でも注目され、岩波新書『西洋哲学史』の著者としても名高い。
1963年生まれ。東京大学大学院博士課程中途退学。現在、東京大学准教授。専攻は哲学、とくに西洋近世、および現代フランス哲学。論文に、「ドゥルーズ哲学の生成」、共著に『ドゥルーズ/ガタリの現在』など。広い学識に裏打ちされた論考に定評がある。