
マイページに作品情報をお届け!
教会領長崎 イエズス会と日本
キョウカイリョウナガサキイエズスカイトニホン
- 著: 安野 眞幸

世界最終戦争か、武装中立か。日本文化への適応か、原則主義か――
近世黎明期のキリスト教と日本文明の衝突を描く!
天正八年(一五八〇)、大村氏より長崎を寄進されたイエズス会。彼らは寺社勢力のように、都市・流通機構を支配し、南蛮貿易から巨富を得た。〈約束の地〉長崎を安定化させるために、武装化・軍事化路線を進んだ彼らが取った戦略とは?
一五八七年の豊臣秀吉の「バテレン追放令」まで、日本史上大きな画期をなす〈教会領〉の時代を捉え直す。
【目次】
プロローグ 日本史のなかの教会領長崎
第一章 ザビエルの目論見――ポルトガルからの自立
第二章 ザビエル構想の実現と長崎の武装化――天正八年の長崎
第三章 ザビエル・ヴァリニャーノ路線vs.ロヨラ・コエリヨ路線――天正九年以降の長崎
エピローグ 「権門」としてのイエズス会
Ⓒ
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
プロローグ 日本史のなかの教会領長崎
第一章 ザビエルの目論見――ポルトガルからの自立
第二章 ザビエル構想の実現と長崎の武装化――天正八年の長崎
第三章 ザビエル・ヴァリニャーノ路線vs.ロヨラ・コエリヨ路線――天正九年以降の長崎
エピローグ 「権門」としてのイエズス会
書誌情報
紙版
発売日
2014年06月11日
ISBN
9784062585798
判型
四六
価格
定価:1,705円(本体1,550円)
通巻番号
576
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社選書メチエ
電子版
発売日
2014年07月25日
JDCN
0625857900100011000W
著者紹介
1940年神奈川県生まれ。東京大学文学部卒業。弘前大学教授、聖徳大学教授を経て、現在、弘前大学名誉教授。専門は対外交渉史。主な著書に『バテレン追放令』(日本エディタースクール出版部、サントリー学芸賞受賞)、『港市論』(日本エディタースクール出版部)、『楽市論』(法政大学出版局)、『世界史のなかの長崎開港』(言視舎)がある。
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
天国と地獄 キリスト教からよむ世界の終焉
-
「弱い父」ヨセフ
-
キリスト教綱要
-
キリスト教入門
-
すらすら読めるイエス伝
-
イミタチオ・クリスティ キリストにならいて
-
ローマ法王の言葉 The Words of Pope Francis
-
聖遺物崇敬の心性史
-
七十人訳ギリシア語聖書入門
-
ヨハネの黙示録
-
キリスト教史
-
ガリラヤからローマへ
-
アウグスチヌス『告白』講義
-
キリスト教の歳時記
-
ユダとは誰か 原始キリスト教と『ユダの福音書』の中のユダ
-
キリストとイエス 聖書をどう読むか
-
イエス・キリストの生涯
-
聖書
-
使徒的人間 カール・バルト
-
使徒教父文書
-
わが子キリスト
-
ふしぎなキリスト教
-
キリスト教問答
-
キリスト教文化の常識
-
キリスト教は邪教です!
-
キリスト教の歴史
-
キリスト(児童)
-
エウセビオス「教会史」