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お面屋たまよし
オメンヤタマヨシ
- 著: 石川 宏千花

面作師のもとで修行する太良と甘楽。面とはふつう、縁日で見かける、子どものおもちゃを差す。けれども、いにしえから続く面作師は、縁日で売りだす屋号とは別の、裏の屋号を持っているものなのだ。そして、裏の屋号では、妖面というものが売られているのだった。妖面は願いをかなえてくれる面。妖面のうわさは、不思議なことに必要とする者の耳にだけ、届くのだという――。人であるゆえの喜怒哀楽をえがいた戦国ファンタジー!
面作師のもとで修行する太良と甘楽。
ふたりは面を売って、全国を渡りあるいている。
面とはふつう、縁日で見かける、子どものおもちゃを差す。けれども、いにしえから続く面作師は、縁日で売りだす屋号とは別の、裏の屋号を持っているものなのだ。
そして、裏の屋号では、妖面というものが売られているのだった。
妖面は願いをかなえてくれる面。
妖面をつければ、姿かたちを変えて、自分のなりたい人間になることができる。
しかし、その代償は大きく、一歩間違えば、妖面に取りこまれてしまう。
太良と甘楽は、危険なものと知りながら、光と闇のあいだで、妖面を売り歩いていくのだった。そうして、喜怒哀楽、人ゆえの苦しみを持った人びとに出会っていく。
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書誌情報
紙版
発売日
2012年10月19日
ISBN
9784062694612
判型
四六
価格
定価:1,045円(本体950円)
ページ数
258ページ
シリーズ
YA! ENTERTAINMENT
電子版
発売日
2017年01月17日
JDCN
0626946100100011000X
著者紹介
1969年生まれ。女子美術大学芸術学部卒業。テレビ番組の美術製作業などを経て、執筆活動に入る。「ユリエルとグレン」で第48回講談社児童文学新人賞佳作受賞。