決定版 がん休眠療法

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決定版 がん休眠療法

ケッテイバンガンキュウミンリョウホウコジンサジュウシノコウガンザイチリョウカクメイ

講談社+α新書

休眠療法進化形は抗がん剤分解力の個人差! 抗がん剤の効果は個人によって大きく変わる。硬直化した医学界に警鐘を鳴らし、がんを眠らせる”休眠療法”をさらに進化させた個人差重視の新治療戦略を提唱する。


がんは殺さずとも眠らせておけばいい!
「がんとの共存」21世紀の治療戦略がさらに進化!!
お酒と同じように抗がん剤も個人差があって当たり前。安心・安全の患者本位の治療実践法!

ついに「がん休眠療法」の具体的な実践法を開発しました。がん休眠療法の最大の特徴は、患者本位の、安全かつ楽な治療ということです。天寿の前に発見されたがんに対して、増殖を止め、発育速度を遅くして、天寿を全うしようという考え方です。今、医学界は空前の抗がん剤治療ブームです。特に「分子標的剤」と呼ばれる薬剤の開発が、そのブームを過熱させています。著者の開発した「がん休眠療法」に基づく抗がん剤治療は、まさにこういった薬剤の効果や使い方に一致しています。がん休眠療法のキーワードは、「個人差」と「継続性」です。ヒトの個性、がんの個性を十分知ったうえで、1人ひとりに一番合った治療を、できるだけ長く継続させる。それが、がん休眠療法です。

●「縮小なき延命」へ
●延命はどうしたら可能になるか
●21世紀の抗がん剤・分子標的剤
●抗がん剤の適量には個人差がある
●休眠療法が「患者に優しい」理由
●なぜ治療関連死は起きるのか
●がんの種類別にみる休眠療法
●休眠療法が「がん難民」を救う
●どんな治療方法を選択すべきか
●がんと共存して天寿を全うする


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目次

はじめに
序 章 がんとの共存を目指して
「がんとの共存」という発想
スローな抗がん剤治療
患者に優しい「個別化治療」
がんの個性、ヒトの個性
第一章 延命はどうしたら可能になるか
人体の形成とがんの発生
遺伝子とDNA
指数関数とダブリングタイム

第二章 二一世紀の抗がん剤・分子標的剤
がん細胞の増殖を止める「鍵」
分子標的剤の効果と問題点
ハーセプチンと増殖抑制期間
理想の分子標的剤グリーベック
イレッサは肺がんの特効薬か?

第三章 抗がん剤治療革命の必要性
こうして抗がん剤は誕生した
抗がん剤は濃度依存性
延命のカギは「継続」にあり
投与量は体格だけで決めている
抗がん剤の評価システム
脱・縮小至上主義

第四章 個人差・継続重視の抗がん剤治療
なぜ毒性を治療の指標にするのか
休眠療法が「患者に優しい」理由
投与は多ければ多いほど良いのか
個別化最大継続可能量
ジェムザールによる膵がん治療
緩和医療と抗がん剤治療

第五章 がんの種類別にみる休眠療法
[胃がん]
効く抗がん剤のすべてを使おう
八〇歳の天寿がん
胃がんの分子標的剤
[大腸がん]
日進月歩の大腸がん治療
大腸がんから肝転移のケース
大腸がんの分子標的剤
[食道がん]
高齢者は手術すべきか共存か
[膵がん]
休眠療法が「がん難民」を救う
抗がん剤の延命リレー
膵がんの分子標的剤
[乳がん]
もう効く薬はないと言われたら
休眠療法はどこで受けられるか
乳がんの分子標的剤
[肝がん]
肝がんは肝臓内で勝負が決まる
[肺がん]
長期治療で「不変」を保つ
どんな治療を選択すべきか
附 章 休眠・延命が得られる他の治療法
ホルモン療法は休眠療法の元祖
温熱療法
免疫療法
遺伝子治療
がんになっても予防はできる
代替療法、民間療法をどう考えるか
おわりに──がん休眠療法の功罪<br>

書誌情報

紙版

発売日

2006年03月22日

ISBN

9784062723664

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社+α新書

電子版

発売日

2014年02月14日

JDCN

0627236600100011000G

著者紹介

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