無垢の力 ピッカピカでい続ける法

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無垢の力 ピッカピカでい続ける法

ムクノチカラピッカピカデイツヅケルホウ

過去はいつも新しく、未来はなぜか懐かしい!――新しいものは必ずどこかに「なつかしさ」を持っている。それがなければ、他の人の心に届かない。俗っぽく言えば、当たらないし、ヒットしない!「ピッカピカの一年生」や「セブンイレブン、いい気分」を手がけた伝説のクリエイターが語る「人の心に感動を届ける技術」!!


ブータン国王が被災地の福島の小学生に語った言葉ーー「君は龍を見たことがあるかい?」
70年代後半、一世を風靡した小学館の「ピッカピカの一年生」のCMの製作者が初めて語る「ピッカピカの教え」――それは、子供に内蔵された可能性をどうやって大人が意識し、刺激し、愛情を注いでいけるか、ということ。まさにブータン国王の言葉に通ずる人生の真理である。
全国の「ピッカピカの一年生」たちに会って、教えられた「真に豊かに生きること」の素敵さを綴りながら、この困難な時代をよりよく生き抜くためのこころとからだの構え方のヒントを満載。自分の中の「ピッカピカの一年生」をいつまでも大事に育てていくことを説く一冊。教育関係者、ビジネスマン、クリエイター必読の書。


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目次

第一章 ピッカピカの精神の素
「童暦」に、心を撃たれた  毎日生まれ変われる人が新しい
育てたつもりが、育てられていた  子どもがはじめてウソをついたら、赤飯を!
第二章 こうして「ピッカピカの一年生」は生まれた
セリフに宿っていた生命力 不朽の名セリフ「ランドセル、買うてもうてん」 生のままの子どもたちへのエール 完成形が想像できないからすばらしい 日本中の「6歳」の子どもに会う旅 隠したがるのが六歳の魅力  たった六秒半の中の自由
小学一年生が初めてスターになった ラジオだから面白いことができた 音と声には身体性が宿る 子どもの目線は意外なところにある 「かわいい広告」という大きな誤解
ノイズのある「変わったやつ」がいなくなった
校舎の建て替えとともに「ピッカピカ」は消えていった
第三章 ピッカピカの発想と技術
第四章 日本もピッカピカだった
子どものうちに、畏怖の心を育もう
かつて僕たちは皆、「バリ島の少年」だった
妖怪が住めない世の中では、人間も住めるわけがない
東京オリンピック前夜、この国もピッカピカだった
幸福感の背後にあるもの
第五章 ピッカピカに年を食うための思考法
年はとるものではなく、食うものである
S・ジョブスは懐かしさの演出の天才だった
持つべきものは、年下の友人
武術とは、イート・ライスと見つけたり
「ノー・ウェア・マン」を楽しむこころ
「パブリック・サービス」でなきゃ、仕事じゃない
子どものように、打ちたい、書きたい、生きたい
山の行より、里の行
町中華が僕らを呼んでいる
セルフ・ビルド・メン

書誌情報

紙版

発売日

2012年11月21日

ISBN

9784062727402

判型

四六変型

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

224ページ

電子版

発売日

2013年04月26日

JDCN

0627274000100011000X

初出

第3章「ピッカピカの発想と技術」は1992年~1993年に『コマーシャル・フォト』で連載した「KOTORO’S WORKSHOP」を再構成し、加筆したもの。

著者紹介

著: 杉山 恒太郎(スギヤマ コウタロウ)

1948年東京生まれ。立教大学経済学部卒業後、電通入社。ECDとして活躍。常務執行役員を経て、現・株式会社ライトパブリシティ代表取締役副社長。株式会社ケイミックス相談役。カンヌ国際広告祭審査委員を3年務めた。イギリス「キャンペーン」誌で特集されるなどの世界的広告クリエーターである。 主な作品に小学館の「ピッカピカの一年生」、「セブンイレブンいい気分」、サントリーローヤル「ランボー」シリーズ、日立インターフエイス・キャンペーン、丸井「天使の降る夜に会いましょう」、公共広告「ウオーターマン」などがある。著書に、「オリエンタルボーイ」、A・ロトチェンコ写真「みんな動物になった」、「ジャパンプレゼンテーション」、「クリエイティブ・マインド」など。ビデオ作品に大滝詠一「ナイアガラ・ソングブック」など。

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