
マイページに作品情報をお届け!
こころ自由に生きる練習 良寛88の言葉
ココロジユウニイキルレンシュウリョウカンハチジュウハチノコトバ
- 著: 植西 聰

悩み苦しみを避けようと思っても、それは人生についてまわるものです。しかし、どんな状況でも心ひとつで脱出することはできるのです。一過性でない頼もしい心を築くことができるのです。そこには、きっと好循環の風が吹いてきます。『折れない心をつくるたった1つの習慣』で多くの読者の支持を得ている植西さんが、初めて良寛さんの言葉をとおして「心」を変える方法を伝授します。
悩み苦しみを避けようと思っても、それは人生についてまわるものです。
さらに今の日本人は、将来の不安、それを脱せられない沈滞感に覆われています。
私たちもつい、鬱々とした空気に流されそうになってしまいがちです。
そこで著者の植西聰さんは、心の処方箋を良寛さんの言葉を借りて日本人に語ることにしました。
どんな状況でも心ひとつで脱出することはできるのです。
一過性でない頼もしい心を築くことができるのです。
そこには、きっと好循環の風が吹いてきます。
本作は、著者が見いだした人生を生きる知恵の結晶です。
『折れない心をつくるたった1つの習慣』や『いいことがいっぱい起こる! ブッダの言葉』などで多くの読者の支持を得ている植西さんが、初めて良寛さんの言葉をとおして「心」を変える方法を伝授します。
庶民に愛された良寛さんは童話でもよく知られた存在。心平らで欲にとらわれない生活ぶりやわかりやすい格言で仏の教えを伝えていた良寛さん。書の達人、和歌や漢詩なども巧みでしたが、権力者からの依頼は平気で断り、子どもの凧には快く文字を書いていました。厳しい禅宗の僧でありながらお酒好きだったり、女性に恋心を抱いたりしたという話も残っていて、そんなちょっと自由な良寛さんだからこそ、歴史を超えて心の師と慕われるのかもしれません。
ただ、良寛さんが生きていた時代はけっしてのどかなものではなく、幕府成立から200年以上たち幕藩体制にひずみが生じていた時代でした。十万人という死者が出たという大飢饉をきっかけに、元幕府の役人大塩平八郎が乱を起こしたり、西欧列強の影が忍び寄り蘭学者が弾圧されるなど、世情と生活のダブルの不安が日本人の心をとらえていたのです。
良寛さんの悩み苦しみへの解決策は、時代を超えて私たちを開放してくれるにちがいありません。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
良寛の人生について
第一章 悩まずに生きる
気ままに生きるのもいいものだ
欲張りをやめたら幸せが見えてくる
何物にも逆らわずに生きていく
安請け合いは信用を失う
不幸にあったことを悔やみなさんな
何も言われても気にせずに生きる
愚かすぎてもダメ、賢すぎてもダメ
迷いがあるのが自然な姿 他
第二章 純真に生きる
今ある幸せに満足して生きる
自分にふさわしい生き方を見つける
持っているものに執着しない
一人の時間を大切にする
人にはそれぞれの生き方がある
人を大切にしている人大切にされる
純真な心に返る時間をつくる
お金にくらむと心がひもじくなる 他
第三章 楽しく生きる
人生を楽しむことに意味を求めない
あらゆるものに愛情を注いで生きる
和気あいあいの雰囲気に囲まれよう
子供心をいつまでも持ち続ける
静かな夜に心の中で音楽を演奏する
多忙が幸せ? のんびりが幸せ? 他
書誌情報
紙版
発売日
2013年03月20日
ISBN
9784062727976
判型
新書
価格
定価:964円(本体876円)
通巻番号
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社+α新書
電子版
発売日
2014年07月04日
JDCN
0627279700100011000Y
著者紹介
植西 聰──うえにし・あきら 東京都出身。著述家。学習院高等科、同大学卒業後、資生堂に在職。独立後、「心理学」「東洋思想」「ニューソート」などに基づいた人生論の研究に従事。1986年、研究成果を体系化した『成心学』理論を確立し、著述活動を開始する。1995年、「産業カウンセラー」(労働大臣認定資格)を取得。 著者には、70万部のベストセラーとなった『折れない心をつくるたった1つの習慣』(青春出版社)や『いいことがいっぱい起こる! ブッダの言葉』(三笠書房)に代表される累計50万部を超える「いいことがいっぱい起こる!」シリーズほかがある。
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
仏教名言辞典
-
はじめての大乗仏教
-
仏教の歴史 いかにして世界宗教となったか
-
般若経 空の世界
-
お経 天台宗
-
仏教の常識<座右版>
-
仏教「死後の世界」入門-美しく生きて美しく死ぬ
-
仏像でわかる仏教入門
-
日常語からわかる仏教入門
-
ほとけさまの智恵と慈悲
-
仕事がつらいときに読む仏教の言葉
-
この人を見よ ブッダ・ゴータマの生涯
-
大乗仏教の誕生 「さとり」と「廻向」
-
大仏師運慶 工房と発願主そして「写実」とは
-
朝鮮仏教史
-
教えて、釈先生! 子どものための仏教入門
-
空海の哲学
-
維摩経の世界 大乗なる仏教の根源へ
-
菩薩 由来と信仰の歴史
-
仏教入門
-
住職という生き方
-
親の姿,子の心
-
三人の天使 好胤説法二十章
-
悟りとは決心すること
-
観音さま
-
密教の水源をみる 空海・中国・インド
-
差別の超克
-
戦国僧侶列伝
-
仏法の種まき
-
だから仏教は面白い!
-
密教とマンダラ
-
善の根拠
-
鎌倉仏教への道 実践と修学・信心の系譜
-
老荘と仏教
-
本願寺
-
法句経
-
仏法僧とは何か 『三宝絵』の思想世界
-
仏典のことば さとりへの十二講
-
仏陀 南伝の旅
-
仏教民俗学
-
仏教発見!
-
仏教の真実
-
八宗綱要
-
入門 哲学としての仏教
-
日蓮 その生涯と思想
-
日本仏教の思想
-
道元入門-生の充実を求めるために
-
東大卒僧侶の「お坊さん革命」―お寺は最高のエンタメ発信地
-
池田魯参 般若心経
-
須弥山と極楽 -仏教の宇宙観-
-
神さまが嫌う最悪参拝 仏さまが喜ぶ最良参拝
-
笑う禅僧─ 「公案」と悟り
-
慈悲
-
私だけの仏教 あなただけの仏教入門
-
誤解された仏教
-
玄奘三蔵
-
空の思想史
-
空と無我 仏教の言語観
-
一冊でわかる! 「仏教」って何?
-
阿弥陀経
-
マンダラの謎を解く-三次元からのアプローチ
-
ポケット般若心経
-
バウッダ[佛教]
-
そうだ、お寺に行こう! 悩んだとき、落ち込んだとき、心が晴れ
-
かたよらない こだわらない とらわれない 般若心経の力
-
お経
-
『涅槃経』を読む
-
「般若心経」を読む