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底のない袋
ソコノナイフクロ

夢の中で誰かに見せられた「底のない袋」。その袋に「面白そうだと思うものは何でもみんな抱え込むのだ。底がないからそのうち自然に遺(のこ)したいものだけが残ってゆく。楽しみという底なし袋にとび込むものは何だろう」と好奇心いっぱいに日々の暮しを見つめ、思い出を振り返った珠玉のエッセイ集。(講談社文庫)
「小石川の家(うち)」で続く、心をこめた豊かな暮らし。
夢の中で誰かに見せられた「底のない袋」。その袋に「面白そうだと思うものは何でもみんな抱え込むのだ。底がないからそのうち自然に遺(のこ)したいものだけが残ってゆく。楽しみという底なし袋にとび込むものは何だろう」と好奇心いっぱいに日々の暮しを見つめ、思い出を振り返った珠玉のエッセイ集。〈解説・阿川佐和子〉
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目次
底のない袋
通りゃんせ
曙いろのメイク
小ぎれ
銀座の画廊にて
夏の入り口
遠慮のうちがわ
四角い布
紙を着る
おもちゃの話(一)
おもちゃの話(二)
小さな沼
お辞儀
勝手口のうちそと
包丁
箸
鰹節
酢
たわし
笊
おはち
過ぎた時
小まとまり
月あかり雪あかり花あかり
楓の谷
夏至のころ
秋の色
帯一代
胸打つもの
かけがえのない三つのもの
死神
言葉の周辺
たった一度のおにぎり
食事の風景
「斑鳩の記」のこと
露伴の春秋
あとがき
初出一覧
書誌情報
紙版
発売日
2007年01月16日
ISBN
9784062756044
判型
A6
価格
定価:545円(本体495円)
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2014年04月11日
JDCN
0627560400100011000G
初出
’04年1月、小社より刊行。
著者紹介
著: 青木 玉(アオキ タマ)
解説: 阿川 佐和子(アガワ サワコ)