卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

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卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

タマゴノフワフワハッチョウボリクイモノゾウシエドマエデモナシ

講談社文庫

江戸に拡がる暖かい煮炊きの煙。人はね、当たり前のことがおもしろくないんだよ。裏返しや逆さまが好きなのさ――のぶちゃん、何かうまいもん作っておくれよ。夫との心のすれ違いに悩むのぶを、いつも扶(たす)けてくれるのは、喰い道楽で心優しい舅・忠右衛門だった。はかない「淡雪豆腐」、蓋を開けりゃ、埒もないことの方が多い「黄身返し卵」。忠右衛門の「喰い物覚え帖」は、江戸を彩る食べ物と、温かい人の心を映し出す。
◎「読み進むほどにページを繰るのが早くならずにはいられない小説がある。この小説もそうだった」<塩田丸男「解説」より>


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書誌情報

紙版

発売日

2007年07月13日

ISBN

9784062757799

判型

A6

価格

定価:825円(本体750円)

ページ数

320ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2021年04月02日

JDCN

06A0000000000237935N

初出

’04年7月、小社より単行本として刊行。

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